皆さんは「8の字パドル」というアイテムを聞いたことがあるでしょうか。
通常のパドルは板状の形をしていて、負荷をかけてストローク強化に繋げていくためのアイテムとなっています。
今回ご紹介する「8の字パドル」はそんなパドルのイメージとはかけ離れた形をしています。
本当にパドルなのかと疑ってしまいそうですが、使用することでどのような効果があるのか、各泳法ごとに解説していきますのでぜひ最後までご覧いただき使用してみてください!
8の字パドルを使ったメリット
まずこのパドルの使い方ですが、画像のように腕に通して使います。
こうすることで、肘から下が固定されて動かなくなります。
指先から肘までが固定されることで水を掻く際に1枚の板のようになり、しっかりと面でストロークをしていくことが可能になります。
負荷をかけるというよりも、泳ぎの矯正・調整を目的とした練習道具になります。
パドル使用時と未使用時の比較
それぞれの種目別にどういった効果があるか見ていきましょう。
バタフライ
8の字パドルをつけてバタフライを泳ぐと手首から指先までが動かない分キャッチ動作でやや違和感は感じるかもしれません。
ただプル動作からプッシュ動作にかけて水の引っ掛かりが良くなるため、
最後までしっかりと水を捉えて泳いでいくことができます。ストロークの最後にプッシュが抜け気味な方には有効です。
背泳ぎ
背泳ぎでは入水後からキャッチ動作にかけて水の引っ掛かりが良くなります。
背泳ぎのキャッチ動作は視界の外で行うため、難しいですが肘から先が固定されることで面で水を捉えることができるので、多くの水を掻きこんでいくことが可能になります。
平泳ぎ
平泳ぎではパドルの性質上、グライド時に下方向に進む向きが大きくなってしまいます。
下向きに進む分、深いところにある水を捉えやすくなるので、キャッチ動作がやりづらいと感じる方も出てくるかもしれません。
ただし、ストロークの水の掻きこみの際には水の引っ掛かりが良くなり、面でしっかりと水を捉えて泳いでいくことができます。
クロール
クロールもバタフライと同様にプル動作からプッシュ動作にかけて水の引っ掛かりが良く、最後までしっかりと水を捉えて泳いでいくことができます。
また、特にクロールでは「肘を立ててキャッチ動作を行うように」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
8の字パドルをつけることで手首だけにならず、指先から肘までの面を大きく使ったキャッチ動作ができるので、キャッチ動作習得を目的として使用することもおすすめです。
加えて、クロールの呼吸時によくあるエラーとして、呼吸の際に指先が外側を向いてしまう方が非常に多いです。
8の字パドルで手首が固定されることで指先がしっかり進行方向を向くので、呼吸姿勢の矯正としてもぜひ使用してみてください!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は8の字パドルを使った泳法の解説を行ってきました。
8の字パドルは通常のパドルとは異なり、負荷をかけたトレーニング目的というよりも泳ぎの矯正・調整を目的としたアイテムになります。
最大の特徴は、肘から指先までが固定されることで水を面で大きく捉えていくことができるようになります。
動画本編では映像や、まっちゃんの感想も交えながら解説していますので、より細かく動作を見たい方は動画内もご覧いただき、一緒に取り組んでみてください。
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