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【動画付き】クロールのストローク上達のコツを6つのポイントで解説。

クロールのストロークで

「そもそも何を意識して良いか分からない。」

「今の自分の課題点がよく分からない。」

という方、いらっしゃいませんか?

今回の記事では「クロールのストロークで絶対に押さえておくべきこと」を説明します。

 

クロールのストロークを分解してみよう

まず始めにクロールのストロークを分解してみます。分解すると6つに分かれますので、言葉の意味を確認していきましょう。

 

①エントリー

手が水中に入る瞬間の動作を意味します。

②キャッチ

エントリーした後に、手のひらで水を掴む動作を意味します。

③プル

キャッチで掴んだ水を、後方へかく動作を意味します。

④フィニッシュ

プッシュで腕が太ももあたりにきたら、手が水中から出るまでかき切る動作を意味します。

⑤リカバリー

フィニッシュで水をかき切り次のストロークに移る為に、空中で腕を移動させる動作を意味します。

⑥ローリング

クロールのストローク中に両肩の動きが左右で対になるように回す動作を意味します。

引用元:https://academic-illu.site/2021/04/20/swimblog_rolling/

ローリングの動きについて、以下の動画でも解説しています。

※ 再生後20秒間くらいでローリング動作のイメージが理解できます。

 

次からは6つそれぞれの「理想の状態」を説明していきます。

「理想の状態」がわかることで、今の自分に足りない部分が見えてくるはずです。

 

クロールのストロークにおける理想の状態とは?

人それぞれで理想の泳ぎの「形」は異なると思います。

ただ、いくら綺麗に泳げても、なかなか前に進まずに、泳ぐだけで疲れてしまう状態だと意味がないですよね。

なのでここでは「理想の泳ぎ」を以下の3つが実現できている状態とします。

 

①前に進む為の推進力を作れる

②抵抗を減らして作った推進力を維持できる

③良い動作を継続するために腕への負担を最小限にできている

この3つの要素に分けて、クロールのストロークのポイントを押さえていきましょう。

 

①「推進力を得る」ためのポイント

クロールのストロークでしっかりと推進力を得るためには「キャッチ」と「プル」の動作がポイントになります。それぞれ理想の状態をみていきましょう。

 

キャッチ

「肘が立っている状態」が理想です。肘が立つことで推進力を、Aのような正しい方向(前方向)に得ることができます。

プル

「肩の延長線上のラインを真っ直ぐかけている状態」が理想です。

肩の延長線上のラインから外側や内側にはずれてしまうと、力が入りにくく水を最後まで押し切れないため、推進力を得にくくなってしまいます。

肩の延長上をしっかりかけているイメージはこちらの動画が分かりやすいです。

※ 再生後、30秒間ほど見ていただければイメージを掴めます。

 

 

②「抵抗を減らす」ためのポイント

先述した通り、得た推進力を維持するため「抵抗を減らす」ことも大切です。

抵抗を減らすためには「エントリー」と「ローリング」の動作がポイントになります。それぞれ理想の状態をみていきましょう。

 

エントリー

入水時に「水を叩かないように指先から丁寧に入水できている状態」が理想です。

入水時になるべく「水しぶき」が立たないように意識しましょう。「水しぶき」がたくさん立っている状態だと、抵抗を多く生んでしまっています。

 

以下の動画が「指先から丁寧に入水できている状態」です。

※ 再生後15秒ほどで見ていただければイメージを掴めます。

 

 

 

ローリング

「片方の肩が水中にあり、片方の肩が空中にある状態」が理想です。ローリング動作によって「片方の肩を空中に出す」ことで抵抗を減らすことができます。

こちらはローリング動画が「できていない動画」と「できている動画」をみていただくと分かりやすいです。

「できていない」動画

「できている」動画

※ 再生後20秒ほどみていただければイメージを掴めます。

ローリング動作が上手くできると、遠くの水をキャッチできて、プルで水をかける距離が伸びるので、「推進力を得る効用」も同時に得ることができます。

③良い動作を継続するためのポイント

クロールのストローク時に「腕の負担を減らす」ことで、良い泳ぎを長く保つことができます

「フィニッシュ」と「リカバリー」の動作を磨くことで、腕への負担を最小限にできます。それぞれ理想の状態をみていきましょう。

フィニッシュ

「脱力して腰の横から腕を抜けている状態」が理想です。

フィニッシュでは力んで水をかき切ってしまうと、上に向かって推進力が働いてしまうのでマイマスです。また、力んだ分だけ疲れてしまいます。

なので「なるべく脱力して腕を抜く動き」ができると良いです。

以下の動画の動きが理想のイメージです。

※ 再生後20秒ほどみていただければイメージを掴めます。

 

リカバリー

「脱力した状態」を作れているのが理想です。

リカバリーで力が入っていると、ストローク中に力を抜くタイミングがほぼ無くなってしまうので疲れやすいです。

「脱力した状態」のイメージについては、以下の2つの動画を見比べていただくと分かりやすいです。

「脱力できている」動画

「力んでしまっている」動画

※ 再生後20秒ほどみていただければイメージを掴めます。

クロールのリカバリーについて詳細に書いている記事もありますので、気になる方は見てみてください。

【記事】:実践版!ハイエルボーリカバリーが自分に合っているか確かめる方法。明日からプールで出来る。

 

「上達状況」の確認方法

ここまで、クロールのストロークで意識すべきポイントを説明してきました。

最後に、これらのポイントを意識した結果の「上達度合い」を測る方法を紹介します。

2つあるので、それぞれ解説していきます。

① 自分の泳ぎの映像をみる

先程ご紹介した「理想の状態」のように自分の身体を動かせているのか?を確認しましょう。

「自分の中ではこんなに意識している。だけど実際は、これだけしか動かせてないんだ。」というギャップを知ることで、意識すべき度合いが掴めます。上達速度を早める為にも、映像をみることは有効です。

② ストローク数を数えて減っているか確認する

もう一つの上達度合いを測る方法は「ストローク数のカウント」です。

ストローク数が減るとなぜ、上達したと言えるのでしょうか?

「ストローク数が減る」ということは、1ストロークで進む距離が長くなったということです。1ストロークで進む距離を伸ばす為には、先程ご紹介した「推進力を得る」ことと「抵抗を減らす」ことが必要ですね。

映像で理想の動きができるかを確認しながらも、前よりストローク数を減らせているのか?という点も確認していきましょう。

注意点として、ストローク数は泳速に比例して増える傾向にあります。

ストローク数の増減を比較するときは、同じ泳速で泳いでいる時同士で比較しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

クロールのストロークは、キャッチやリカバリーなどの各シーンに分けて考えると「今自分が意識すべき箇所」がわかりやすいかと思います。

各シーンにおいて「理想の動き」と「今の自分の動き」を対比して「ギャップ」を埋める為の改善を測っていきましょう!

最後に

最後にトレシェアというサービスの紹介です!

トレシェアでは、日本代表選手が行っているメニューやドリル練習動画を定期的にアップしています。クロールを上達させるための、他のテクニックについても網羅的に勉強することが可能です。

気になる方は是非こちらの紹介記事もご覧ください。

紹介記事:日本代表選手のメニューが見られる!?新サービス『トレシェア』とは?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回お会いしましょう。