クロールのプルがうまく動かせない理由とは? コアの機能からみる解説と評価

こんにちは、水陸両用トレーナーの橋本です。

クロールの水中での手の動き、キャッチ→プル→プッシュ→フィニッシュを上手く連動させるには様々な要因が必要ですが、根本的にはコアの土台が安定している必要があります。まずは動画で動きをチェックしましょう。

 



 

ポイント① コアの安定

コアの安定が欠けると、腰が反って背骨が固まります。すると体幹は柔軟に動かなくなり身体の「軸」が真っ直ぐではなくなり、反ったままになります。

 

ポイント② 力のベクトルと身体の軸

コアが抜けて身体の軸が反ったまま腕を動かすと、水を押す力は反った軸に沿うようにしか動かせずに、水を直線的に押し出せずに掘り下げるような動きになってしまうことが多くなります。

 

ポイント③ 姿勢と肩関節の関係を考える

キャッチの動作は肩関節を内側に捻りますが、コアが抜けて腕が浮力で浮かされた姿勢をとっていると、肩関節の内捻りという動きが非常に窮屈になり、力が入れづらくなります。

 

以上のことを踏まえて動作や姿勢の改善を行なわないと、いくら練習をしても上達が難しいのは明らかです。

上達するのは、上達するための身体の土台が必要ですので、なかなか上手くできない人は根本的な姿勢などを見直してはいかがでしょう?

 

以下はイメージ図です。ご参考にしてください。

345図1