スイムメディアでも何度か紹介しているヘッドアップスイム。
スプリンターには欠かせないトレーニングになっています。
ヘッドアップとは?
ヘッドアップとはその名の通り、泳いでいる最中に顔を正面に上げた状態で泳ぐドリルです。
顔を上げ、アゴが上がっている状態なので腰が下がりやすい為、中級者~上級者向けのドリルになります。
では、ヘッドアップは何のためにやるのでしょうか?
少し考えてみましょう。大きく3つあります。
さて、分かりましたか?
ポイントを見ていきましょう。
腕の回転を上げる
まず一番シンプルな所からいきましょう。
顔を上げると言う事は重力をその分受けてしまうということになります。
そのままいつも通り泳いでいくと、前に進む事がしっかりと出来ません。
スピードを上げて泳ぐ必要がありますね。
ここで大切になってくるのが腕の回転。
顔を上げていると言う事で頭だけでなく肩まであげることが大切ですが、肩まで上がっていると腕の回転が上げやすくなります。
通常よりも早いスピードで腕をまわすことで試合の時のスピードより早く腕をまわすことができ、良い練習になります。
ボディポジションを上げる
先ほどお伝えした通り、腰が沈み、身体全体が沈んでしまうのがヘッドアップです。
そこで、キックを強く打ったり、腹筋背筋をしっかり使う事でボディポジションを高く保つことが出来ます。
ヘッドアップをやる時には、どうやったらボディポジションが高いまま泳げるかも意識することが重要になります。
キャッチの丁寧さを上げる
これは意外と知られていないのですが、腕の回転を上げると言う事は当然ながらキャッチなどからの一連の動作一つ一つが速くなります。
その為、キャッチなどが丁寧に出来ていないと水ではなく泡をかいてしまう事になります。
水泳ではやはりキャッチが重要で、キャッチで泡をかいてしまうとその後の泳ぎも無駄なものになってしまいます。
その為、ヘッドアップで腕の回転スピードを上げた状態でキャッチを丁寧にする意識をする事で普段の泳ぐ時には素晴らしいキャッチを手に入れることが出来るのです。
是非、キャッチアップのトレーニングを取り入れてみてくださいね!
この記事は、youtube内『DAI YAHIRO』様の貴重な動画を引用させて頂き、解説しております。
何かご質問等があれば、画面下部のコメント欄よりご質問下さい。