皆さんは「背泳ぎのターン」で苦戦した経験はありますか?
4泳法の中で唯一上を向いて泳ぐ種目になるので、ターンの前に壁が見えず困ったこともあるのではないでしょうか。
今回はそんな背泳ぎにおけるターン動作についてご紹介していきたいと思います。
是非最後までご覧ください!
背泳ぎのターン
背泳ぎのターンにはいくつか種類があります。以下の3つです。
- 個人メドレーの背泳ぎ→平泳ぎで使用するタッチターン
- 背泳ぎ→背泳ぎで使用するクイックターン
- 個人メドレーの背泳ぎ→平泳ぎで使用するバケットターン
3つ目のバケットターンはかなり難易度が高く、かなり異なる動きが出てくるのでまた別の機会にご紹介したいと思います。
今回はタッチターンとクイックターンの2種類について、良い例・悪い例を交えながら解説していきたいと思います。
タッチターンのポイント・コツ(良い例)
まずはタッチターンの動きの解説です。
身体の動かし方を3つのステップの分けて、解説します。
ステップ①:タッチするときは天井を向いたまま身体を傾けてタッチします。
ステップ②:タッチしたら頭と足の位置を入れ替えて
ステップ③:ストリームラインをとってからけのびに移ります。
このステップ①〜③の一連の動作をスムーズに行うことがポイントになります。
悪い例➀
先程の良い例と比較して、悪い例を2紹介していきます。
一つ目は「上向きでタッチ」した場合です。
身体が真上を向いた状態でタッチをしてしまうと、壁への足の引きつけに時間がかかってしまいます。
タッチするときは身体を半身にしてあげて足の引きつけを素早く行えるようにしましょう。
悪い例②
悪い例の3つ目は「身体が下を向いた状態でタッチ」した場合です。
身体が90度以上反転した状態でタッチしてしまうと
背泳ぎでは泳法違反になってしまいます。
必ず90度以上反転しないように身体をコントロールしてタッチまで持っていきましょう!
クイックターンのポイント・コツ(良い例)
続いてクイックターンです。
クイックターンはその名の通り、クイックな(素早い)ターンになります。
先ほどのタッチターンは壁に一度手でタッチをしてからターンをしましたが、クイックターンはタッチはせずに壁の手前で身体を回転させてターンをします。
具体的は次の3ステップで、身体を動かすイメージです。
ステップ①:最後のストロークのリカバリーの動作と同時に身体を反転させて、
ステップ②:一掻きして気を付けの姿勢を作り
ステップ③:回ってターンします。
泳いできて身体を反転させる時にスピードが落ちないように、壁までの距離を把握してタイミングよく反転することがポイントとなります!
悪い例➀
クイックターンでも、理解を深めるために、比較用の悪い例を紹介します。
悪い例の1つ目は、「体を反転させるタイミングが早い(遅い)」ケースです。
クイックターンに入る前の準備段階で、壁との距離感を図り間違えてしまうとターン前、またはターン中に失速してしまいます。
正しいタイミングで身体を反転させて、スピードを出してターンインに入れるようにしましょう!
悪い例②
悪い例の2つ目は、「手を掻きながらターン」した場合です。
手が前にある状態で水を掻きながら回転しています。
こうなると回転する力が弱くなってしまいターン動作に時間がかかってしまいます。
画像のように気を付けの姿勢になってからターン動作ができると、腕の力も使いながら回転することが出来るのでスムーズなターンに繋がります!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は背泳ぎのターンについてご紹介させていただきました。
多くの方の課題として壁との距離感が分かりづらかったり、タッチが合わなくて頭をぶつけてしまうことがあると思います。
練習方法としては、泳いでいる際に5mの旗が見えると思いますが、そこから何掻きで壁にタッチできるのかを把握しておくといいでしょう。
それでは今回のおさらいです。
▼タッチターンのポイントと注意点
ポイント
・身体を横に傾けて壁にタッチをする。
・頭と足の位置を入れ替える。
・けのびの姿勢が取れたら壁を蹴る。
注意点
・身体が上向きのままタッチしない。
・身体が90度以上反転してタッチしてしまうと泳法違反になる。
▼クイックターンのポイントと注意点
ポイント
・壁との距離感を図り体を反転させる。
・一掻きして回る前に気を付けの姿勢を作る。
・回転してターンをする。
注意点
・ターン前、壁に対してスピードを落とさない。
・手の掻きと回る動作を一緒に行わない。
以上に気を付けながら取り組んでいきましょう。
動画内ではお手本映像を交えながら紹介していますので、より細かく動作を見たい方は動画もご覧ください。
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