水泳のスタートを上手くなる為に意識したい3つのポイント

水泳のスタートを上手くするには、一つ一つの動作を丁寧に確認する必要があります。
とはいえ、スタートは一瞬の出来事。
まずは頭で理解しましょう。
今回はクラウチングスタートです。


スタートを確認していこう

さて、スタートを分解していきましょう。
今回は構え飛び上がり入水の三つを理解してきましょう。

理想的な構え方は?

時間をかけやすいのが、このポイントです。
構え方は陸上でもいくらでも出来ますからね。


スタート台に応じて若干構え方は変わるものの基本的な動かし方は変わりません。
もちろん人によってベストは違うので何度も調整をしながら後半の動作がし易い形を見つけてください。


まずは、スタート台に上ってから姿勢良く立ちましょう。
良くすぐに構えようとしてしまう人がいますが、一度姿勢を良く立ってから構えるようにクセ付けましょう。
審判員もしっかりと全員を見ているので焦らなくても大丈夫です。


クラウチングスタートでは前後に足をずらしますが、基本的にはきき足を前にすればOKです。
前後の足の幅(前の踵から後ろのつま先まで)は、自分の一足分から~2倍弱で調整をしていきます。
仮に足の大きさが25cmだった場合、25cm~45cm程度であけると良いでしょう。
頭は前を向き過ぎないように注意しましょう。


次に重心を意識します。
まだ基本の構えなので、重心が前後左右中央にくるように意識しておきます。
パートナーがいたら、前後左右に押してもらう事で重心は意識しやすくなります。


スタートする前に(よーい、が言われたタイミング)自分の好みの重心に移動していきます。
前後の移動が基本になります。
前足重心が良いか、後ろ足重心がいいかは好みで分かれるので、どちらも練習してやりやすい方を選びましょう。

飛び上がりで注意すべきポイント

スタートをする時に出来る限り意識してもらいたいのは、動かし初めはなるべく脳に近い所から動かそうとする事です。
微妙な差ですが、身体を動かすのは電気信号ですのでタイムラグが生じる為です。
その為、スタートでは、頭→手→足と動かす事をおすすめしています。


まずは顔を前に向けることを意識しつつ、スタート台を後方へ引っ張るように手が動き、その流れで足を踏み込みます。
この辺りは、感覚的な部分が非常に大きく、何度も繰り返し練習して自分にあったタイミングを体得していきましょう。
大事な事は、様々な飛び上がり方法を試して、浮き上がりまでの早さがどう違うのかを比較することになります。


飛び上がってからは、脚力によりますが、遠くに飛ぼうとし過ぎず、入水に無理ない範囲で身体をコントロールしましょう。

入水で意識したい事

入水は良く言われますが、とかく大事な事は一点入水になります。
では、一点入水が何故大事なのでしょうか?
考えた事はありますか?


水泳はトータルの泳ぎのタイムを競うもので入水の綺麗さを競うものではありません。
入水が一点であることは、抵抗を減らすと言う事がポイントになります。
飛び上がった時のスピードをいかにに減らさずに入水できるかがポイントになります。
もちろん、入水が一点だからといっても、入水後の姿勢が悪かったら意味がありませんので、無理のないスムーズな入水をしましょう。
入水の練習をする時は、何か目印を決めて、どれくらいの距離を飛ぶと綺麗に入水出来るかを確認しておくことで良い入水を身につけることができます。




いかがだったでしょうか。丁寧な入水を心がけることでタイム短縮にも繋がります。
なかなか練習する機会は少ないと思いますが、練習出来る時には是非ポイントを意識して練習してみてくださいね。



この記事は、youtube内『Mad Wave International』様の貴重な動画を引用させて頂き、解説しております。
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