背泳ぎで苦戦する事といえば、ターンやタッチ時に壁までの距離が分からない事じゃないでしょうか。
では、トップアスリートはどうやって把握しているのか?
初心者はどうやったら壁までの距離が分かるかを学んでいきましょう。
目印を見つけよう
背泳ぎを泳いでいる時に何を基準にする事が出来るでしょうか。
少し考えてみましょう。
色々な目印が考えられますが、例えば以下の様な例が考えられます。
フラッグは良くある例ですね。一番分かりやすい例になります。
続いてコースロープはどうでしょうか?
実はコースロープって良く見ると5mの所で色が変わっています。
(その他にも12.5mの所や15mの所、長水では25mで変わっていたりします)
室内プールであれば、天井のしるしを自分で定めて置いて距離を測る、なんてテクニックもあります。
もちろん屋外では使えませんが。
自分が得意なパターンを見つける
特にどれでなくてはいけないと言うルールはありません。自分がやりやすいものを見つけましょう。
トップ選手なんかでは、5mフラッグだけでなく、15mのフラッグから5mまでのストローク数も数えていたりします。
その日の調子によってはワンストロークで進む距離が延びたりして合わなくなる可能性があるからなんですね。
いきなりここまでやる必要は無いので、今回は5mフラッグか、コースロープで把握するようにしましょう。
どちらも大切な事は、何回もその目標を見ようとし過ぎないこと。
良く壁を見ようと頭を持ち上げている人もいますが、これはやってはいけません。
では、パターン別で見ていきましょう。
5mフラッグで調整する
5mフラッグを見た時に意識してもらいたいのは、目線です。
5mフラッグを探そうとしてしまうと、アゴが上がって目線が一定になりません。
普段泳ぐ姿勢、視線のまま5mフラッグを通過するようにしましょう。
続いて重要となってくるのが、目線と手の関係性。
どうしても常に一定で泳ぐことが出来ないので、5mフラッグを通過するタイミングはその日によって変わってきます。
なので、目線の正面が5mフラッグを通過した時にどちらかの手がリカバリー時なのか、キャッチ時なのかということを把握しておく必要があります。
大きく分けて、左右どちらかの手に決めてキャッチ・プッシュ・フィニッシュ・リカバリーどの位置だったかを4つパターンを作ると良いでしょう。
その次にそれぞれのパターン別でターンまであと何ストローク必要かをやってみます。
それぞれで微妙に違うのでターン練習で何回も挑戦してみましょう。
徐々に何度も練習をしていきながら、無意識に出来るようにまでなれればOKです!
コースロープで調整する
基本的には5mフラッグでの調整で問題ない方が大半ですが、これからのシーズン屋外プールでやる時にはこの手法も覚えておくといいでしょう。
レースの時間は自分でコントロールできませんので、太陽が目の前にあったりするとミラーゴーグルを付けてもフラッグが見えない場合があります。
その時にはコースロープで調整出来るこのテクニックを知っているとかなり有利になります。
やり方は身体を横に向けるのではなく、目の端で色の変化を見つけます。
人間の周辺視野は結構広いので、意外と真っ直ぐ泳いでいても見えるものです。
やってはいけないのが、どちらか片方で身体を倒して見ようとする事。
5mラインをどのタイミングで通過したのかが分からない為、ターンでは使えなくなってしまいます。
先ほどの5mフラッグの時と同様に何度も練習をして手と通過のタイミングを調整していくようにしましょう。
背泳ぎでは結構ターンインアウトで差が付きます。
壁でビビってしまい、スピードが遅くならないように何度も練習していきましょう。
また、会場によってフラッグやコースロープは微妙に見え方が違ってくるので試合の時は、軽く意識をしておくとレースの時にあわてずにすみますよ。
何かあればコメントをお願いします^^
僕の場合、5mフラッグの真下を手の指先で通過するのか、肘で通過するのかの範囲で微調整したあと、足の爪先が通過するタイミングも気にします。
ターン動作でうつ伏せになった時にわざわざ壁を見るのはタイムロスになりますからね♪
白メガネさん
コメントありがとうございます!きっと皆さんの参考になります!!
こういうコメントたくさん増えてくれると、嬉しいです★
色んな調整方法があるんですね。
私は、5mフラッグとの関係をここまで意識していませんでした。
なるほど試してみよう!また、長水路でのクロール、バタフライなどはどんな目印がありますか?
返信遅くなってすみません!
下向きだと、やはり基本は5mラインですね。後は、ウォームアップの時に15mラインや12.5mラインがあるかどうかを核にするとよいですよ!