背泳ぎって難しいですよね・・・
「足が沈んでしまう」「手の回し方が分からない」など様々な悩みがあると思います。
本日は、背泳ぎの上達に必要な「3つの視点」からコツを紹介していきます。
背泳ぎをもっと上手く泳げるようになりたい!という方は、是非ご覧ください。
背泳ぎの特徴
背泳ぎ上達に向けて、ポイントを整理していきましょう。
まずは大前提となる考え方のおさらいです。
背泳ぎに限らずですが、水泳では以下の2つの要素が大切です。
・前に進む為の「推進力」を得ること
・推進力を効率的に維持する為に「抵抗」を減らすこと
この2つの要素で、背泳ぎの特徴を整理していきましょう。
まず、前に進む為の推進力のほとんどは「ストローク」から作られます。
(キックでも推進力を得る側面はありますが、割合としてはストロークが大半です。)
また、作った推進力を維持する為に「水面にフラット姿勢」を保ち抵抗を減らすことが大切です。
姿勢を保つ為に「キック」の打ち方も大切な要素の一つです。
なので、抵抗を減らすという点では、「姿勢」と「キック」が特に大切というのが筆者の見解です。
これらの「姿勢・キック・ストローク」の3つのポイントで、次からコツを紹介していきます。
ポイント①:姿勢
それでは、背泳ぎの「姿勢」について考えていきましょう。
先程もお伝えした通り、水面に対して真っ直ぐなAのような姿勢が理想です。
腰が反ってしまい足が沈まないようようにする為には、次の2点がポイントです。
・お腹を締める
・骨盤を後傾させる
この2つの動作については、以下の動画解説が分かりやすいです。
足が沈んでしまう点でお悩みの方は、是非ご覧ください。
※ 再生後90秒間くらいで解説を聞けます。
ポイント②:キック
次に「キック」のポイントをみていきましょう。
背泳ぎのキックは、ダウンキックとアップキックに分かれます。
キック幅が大きくなりすぎないようダウンキックとアップキックを一定の振り幅で打ち続けられるのが理想です。
理想はこちらの動画のイメージです。
※ 再生後10秒ほどでイメージが掴めます。
また、それぞれのキックのポイントについても見ていきましょう。
ダウンキック
ダウンキックを使えると、腰の位置が上がりますので、姿勢を保つことができます。
太ももの裏を使って、水を下に押す感覚を意識しましょう。
アップキック
アップキックでは、前に進む為の推進力を得ることができます。
足の甲で水を上に押すのではなく、前に押せるようになると、適切な方向に推進力を得ることができます。
足の甲で前に水を押す感覚については、『元日本代表が解説する”速いキック”のコツ』を参照してください。
ポイント③:ストローク
最後に「ストローク」のポイントです。
背泳ぎの手の回し方は複雑に見えますが、下記の図のように分解すると分かりやすいです。
分解したそれぞれのシーンに沿ってポイントを説明していきます。
エントリー
エントリーの際、手の入水方法は次の3パターンがあります。
どれも間違っていませんので、ご自身に合ったフォームで行いましょう。
・小指から入水
・手の平から入水
・親指から入水
キャッチ
手が入水したら、キャッチでしっかりと水を掴みましょう。
指先から入水して、頭の上あたりで肘を立てられている状態が理想です。
キャッチの動き方のイメージが掴めない方はこちらの動画をご覧ください。
「キャッチ部分のみ」を切り取って動作している映像です。
※再生後10秒くらい見ていただけるとイメージが掴めます
プル
次にプルです。キャッチで掴んだ水をしっかりと押しましょう。
その時に「身体の横をかくこと」がポイントです。
こちらはNGの動きとOKの動きを見比べると分かりやすいです。
動画①:NGな動き
※再生後10秒くらい見ていただけるとイメージが掴めます
動画②:OKな動き
※再生後10秒くらい見ていただけるとイメージが掴めます
動画で見ると違いが一目瞭然ですね。
しっかりと身体の横をかくことで、前に進む為の正しい推進力を得ることができます。
プッシュ・フィニッシュ
次にプッシュとフィニッシュです。
プルで身体の横まで持ってきた水を、太ももの横あたりまで押し込みましょう。
プッシュからフィニッシュにかけての、動き方のイメージが掴めない方はこちらの動画をご覧ください。
「プッシュからフィニッシュ部分のみ」を切り取って動作している映像です。
※再生後10秒くらい見ていただけるとイメージが掴めます
リカバリー
最後にリカバリーです。空中で腕を脱力させましょう。
リカバリーの際には、肘を上に引き上げるイメージを持つことがコツです。
こちらの動画がとても分かりやすく解説されているので、ご覧ください。
※ 再生後30秒くらい見ていただけるとイメージが掴めます
以上が、背泳ぎのストロークのポイントになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
背泳ぎのコツについて、「姿勢」「キック」「ストローク」と3つのポイントから説明させていただきました。
理想の動きを作れていない部分を、ピックアップして1つずつ練習していくことをオススメします。
背泳ぎ上達に向けて、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
他にも以下のような記事がありますので、ぜひご覧ください。
記事:「背泳ぎで真っ直ぐ泳げない人は、このドリルをやってみよう!」
記事:「背泳ぎで壁までの残りの距離を知るには?」
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、背泳ぎのコツを説明しました。背泳ぎを今よりも上達させ、更なるベストタイムを目指しましょう!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。