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クロールの基本的な足のタイミングは、6ビートキックですが長距離を泳ぐようになってくると、2ビートキックなどが主流になってきます。
今回の記事では、あまり解説されていない4ビートキックはもちろん、2ビートキック、3ビートキックについても解説していきたいと思います。
ビートって何のこと?
クロールで左右の手をかくことを1ストローク、と言います。
この1ストロークの中で何回キックをうつか、の回数がビートとなっていきます。
ビートが少なくなるほど長距離向き。ビートが多くなるほど短距離向きになっています。
ビートの種類は5種類ある!?
このビート、実は細かく分類すると5種類出てきます。
その分類とは
- 6ビート
- 2ビート
- 3ビート
- 4ビート(2:2)
- 4ビート(3:1)
になります。
次の章からそれぞれ簡単に解説していきながら、4ビートについては丁寧に解説していきます。
6ビートとは?
6ビートは、1ストロークの中で6回キックを打つことです。
一番オーソドックスなキックのタイミングで、まずはこのキックのタイミングを覚えるようになることが多いですね。
2ビートとは?
2ビートキックは1ストロークの中で2回キックを打つことです。
1500mの長距離や、オープンウォーターの選手などが多用している事が多いのが特徴です。
パワーをセーブしながら推進力を得ることができ、選手によっては片方を強くして、もう片方を弱くしている選手もいます。
3ビートとは?
あまり使っている選手は多くはありませんが、3ビートキックというのも存在しています。
2ビートに+アルファとして、1キック追加しているのが特徴です。
選手の得意なキックを活かすために、右→左→左、右→左→左、とどちらかの足を多く打つことが多いです。
4ビートには2種類ある?
実は4ビートキックには2種類存在しています。先ほど紹介した
- 4ビート(2:2)
- 4ビート(3:1)
の2種類になっています。
4ビート(2:2)とは?
4ビートの2:2とは、以下の図のようなタイミングになります。
3ビートでやっているキックのタイミングを左右でもやっていくようなイメージにあります。
ここで難しいのが、同じ側のキックが続くという事。
ここがこの4ビートキックを習得する上での一番の難関になりますが、後程練習方法はお伝えします。
4ビート(3:1)とは?
4ビートの3:1とは、以下の図のようなタイミングになります。
6ビートのタイミングでそのまま片手をかいたら、もう片方の手は1回しか打たず進んでいく泳ぎになります。
その為、6ビートが得意な人は比較的この4ビートキックがやりやすいのが特徴です。
4ビートキックのタイミングを習得するためのドリル
4ビートキックでは、タイミングが重要になりますが、いきなり泳いでも混乱してしまうので、歩いて手足のタイミングを整えていきます。
6ビートを基本としていきながら、実際に歩きながら手足のタイミングを整えていきます。
やってみるとかなり難しいですが、このドリルが出来ないと泳いでもうまくタイミングを揃えることが出来なくなってしまうので根気強くやりましょう。
どんなビートでも前に進むようにするキックのドリル
さて、実際に泳ぎでやろうとしてもなかなか普段の泳ぎのクセが抜けずに他のビートに変更するのに苦戦してしまいます。
そんなときにはドルフィンキックでクロールを泳ぐというドリルがおすすめです。
映像にあるように2ビートのキックのタイミングにドルフィンキックを打っていきます。
適切なタイミングでドルフィンキックが打てると、身体がグンっと前に進む感覚が得られますが、一方で良いタイミングで打てていないと、明らかに前に進まなくなります。
ここで大切にしてもらいたいのがこの感覚。
2ビートのキックのタイミングを調整してあげることで、キックのパワーを上げずに前に進むキックを手に入れることができます。
また、後半のドリルであるように、バタ足とドルフィンキックを組み合わせることで、身体を自由自在に動かせるようになり、疲れていても適切なタイミングでキックが打てるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
なかなかわかりづらい4ビートキックについて、少し丁寧目にタイミングと練習方法について解説しました。
普段とは違った泳ぎ方が出来るようになると、自分の体のコントロール力が高まり普段の泳ぎも良くなることが多いので、是非取り入れてみてください。
もちろん慣れていない泳ぎ方は、難しいのですが、またそれも楽しんで出来ると水泳がもっと楽しくなりますよ!
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最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、クロールの2ビート、4ビートキックについてコツを説明しました。クロールを今よりも上達させ、更なるベストタイムを目指しましょう!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。