バタフライについてこんな風に思っている方はいませんか?
- バタフライは4泳法の中で1番疲れる泳ぎ…
- バタフライはパワーがいるから力のない私には泳げない…
- 腰など体を痛めやすい…
など、バタフライは “キツイ種目” だと思っている方も多いかと思います。
ましてや、バタフライは4泳法の中で1番最後に習得することが多いので、そもそも泳いだことがない方もいると思います。
今回の記事は、そんな方へ向けたバタフライを楽に泳ぐポイントについてご紹介していきたいと思います!
バタフライを楽に泳ぐポイント
バタフライを楽にポイントのひとつにプッシュ動作があります。悪い例と良い例を比較して説明をしていきます。
悪い例
皆さんはプッシュ時に肘を斜め下の方向に伸ばし切ってはいませんか?
このようにリカバリーの前に肘を斜め下に伸ばし切ってしまうと、水を掻いた後のリカバリー(腕を戻すとき)で前腕と手のひらで水を持ち上げてしまう形になります。
こうするととエネルギーの消耗が激しくなり、水を上に持ち上げるので下方向に体は沈もうととしてしまいます。
また、腰の位置が水の重さにより下がりやすくなってしまいます。前に進むうえではマイナスの動きになってしましますね。
良い例
では、どのようにすると良いのか?について解説いたします。
先ほどの悪い例では、水中で斜め下方向に肘を伸ばし切ってしまいましたが、プッシュ動作は肘が水面よりも上に上がってきてから押し始めることが大切になってきます。
これが意識できるようになってくると、プッシュで水を押し切った際にはすでに水の上に腕が出ている状態になるので、リカバリー動作がスムーズに行えます!
ボディポジションも上がるので、これはかなり抵抗も減って楽に泳げそうですね!
悪い例と良い例の比較
では実際に、良い例と悪い例ではどう違うのかを比較してみましょう!
こう見ると全然足の位置や体の角度が違いますね。
先ほども述べたように、水中で斜め下に肘を伸ばし切ってしまうと、体は下に進もうとしてしまうので腰の位置が格段に下がります。
腰が下がることでのデメリットは以下の3つがあります。
- 腰の位置が下がってしまうと、腰に水の重さが乗っかってしまう。そのためボディポジションが下がり、体重移動がうまく出来ない。
- 腰が下がることで足の位置が下がってきてしまう。結果、力強いキック動作が出来なくなり、水面に対して体が立ってしまうため抵抗が増える。
- 腰が下がると身体全体が沈む。沈んだ身体を上げようとして、エネルギーの消費が大きくなり、後半バテてしまう泳ぎになる。
逆に良い例で泳げるようになると次のような良い点があります。
- 後ろに水を押せるようになるので、前に進むための推進力が生まれる。
- ボディポジションが高くなり、体が浮いているため水の重さがかかりにくく、少ない力で泳げるようになる。
- 無駄な動きがなくなる。結果、エネルギーの消費が少なく、後半バテにくくなる。
など、楽に泳げるようになるだけでなく、速く泳ぐためにも大切です!
補足&ポイント
最後にまとめとなりますが、バタフライ泳ぎたての方はもちろん、スピードを上げたい方も、プッシュからリカバリーというのは素早く行いたいので、手の抜きやすさは追求した方が良いと思います!
なぜなら、リカバリーは進む部分ではないため、なるべく早く次の動作へ繋げていきたいからです。
また、補足にはなりますが、『プッシュの際は、やや脇を開いて斜め後ろに押して、小指からリカバリーする』
ようにすると、水を持ち上げるという無駄な動きがなくなるので、楽に速く泳げるようになります。
動画の方も参考にしてみてください!
それでは、また次回の記事もお楽しみに〜!
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、バタフライのコツを説明しました。バタフラを今よりも上達させ、更なるベストタイムを目指しましょう!
最後にトレシェアというサービスの紹介です!
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