クロールか背泳ぎを泳ぐ時に、ローリングを行なう事で腕や足の力だけで進むのではなく、体幹の力を腕や足へ伝達させること出来ます。
まずはプルを使って上手なローリングを学んでいきましょう。
ローリングの基礎
今回は、プルブイとパドルを使ってローリングを習得していきましょう。
ローリングは、腰を捻る事が目的ではなく、腰を捻る事で体幹の力を腕に伝えていく事が目的です。
腕を伸ばした時には、伸ばした側の腰を下にし、身体を伸ばしていきます。
この状態から、体幹を使っていきます。
身体が横になっていますがお腹が落ちない様にしましょう。
キャッチをするタイミングよりも少しだけ先行して、腰を引いていきます。
この引く動作、捻る動作の力を腕に伝えていってあげましょう。
左手を出していた場合は、左の腹斜筋を使って腕を引っ張っていってあげるようにします。
余裕が出てきたら左を引きながら右手と右の肩甲骨を前に伸ばす事でその力も腕に伝えていきましょう。
左の腹斜筋、右の肩甲骨周りの挙上動作を連動させて、腕に伝えてあげる事でよりパワフルな動きをする事が出来ます。
最初は、どちらか一方だけに意識を集中させてやってみましょう。
慣れてきたら左右交互に出来るようにしていきます。
パドルをつけているのはある程度水の重さを感じれた方がやりやすいからですので、上手くなってきたらパドルを外してプルだけでこの動作が出来るようになりましょう。
少しオーバーな動作になりがちですが、注意してトレーニングしましょう。
この記事は、youtube内『Swim Smooth』様の貴重な動画を引用させて頂き、解説しております。
何かご質問等があれば、画面下部のコメント欄よりご質問下さい。
>キャッチをするタイミングよりも少しだけ先行して、腰を引いていきます。
『腰を引く』という動作がよく分かりません。
キックを起点にローテーションが始まり,腹斜筋を伸ばしてエッジを乗り換える。
次いで肩甲骨周りの筋肉を伸張させ,エントリーの腕に推進力を伝達していくという解釈でよろしいでしょうか?
マンセルさん
コメントありがとうございます!そして分かりづらくてすみません。
腰を引くという動作ですが、例えば、右手が前にあった場合は、右腰を引く(ローリングする)ということです。
もしくは、左腰を前に出してくる、という意識でも構いません。
記載頂いたコメントが右と左の記載がなかったのですが、解釈が合っていそうです。
今回の記事では、かく手を中心にローリングについて書いていますが、マンセルさんはリカバリーの手を中心に解釈されているように感じました。