長距離選手におすすめな2ビートキックのやり方

クロールのキックは実はたくさん種類があるって知っていましたか?
キックを打つ上で、普段あなたはどんなキックをやっているでしょうか。
今回は、キックの簡単な紹介と長距離向けの2ビートキックのやり方をお伝えしていきます。


基本は6ビート、けれども…

●ビートキックの意味、しっかりと説明できますか?
ちょっと考えて、自分の言葉で説明してみてください。


●ビートキックは、1ストローク(左右1かきずつ)の間に何回キックを打つかということを表しています。
6ビートキックであれば、1ストロークに6回キックを打つと言う事になります。
一番基本のキックは、6ビートキックになります。
1かきで考えると、3回ずつキックを打っていく事になります。


ちょっとまってください、他のトップ選手を見てみると、6回じゃない選手がいますね。
特に長距離になるとそうなんですが、2ビートの選手や4ビートの選手もいますし、変則的な選手は、1ビートであったり、3ビートであったりします。


どのスポーツもそうですが、これ!という正解はなく、個々人の個性に合っている泳ぎであればどれも間違っていないと言う事になります。
ここでいう個性とは、その人が泳ぐ距離であったり、その人自身の骨格・筋肉量などが関係してきます。
距離が長くなれば長くなるほど、数は少なくなりがちです。
また、その人の筋肉量や得意不得意で、上半身の動きが得意な人ほど数は少なくなりがちです。

2ビートキックをやってみよう

2ビートキックは、トライアスロンの選手や、長距離の選手に非常に愛用されています。
そもそもキックはパワーの効率がどうしても上半身に比べて劣ってしまう為、進む為のキックをやるとパワーロスが激しくなります。


とはいえ、キックを打たないと下半身が沈んでしまいますので(体幹が強い選手は浮いてますが)、キックは打たなければいけません。
2ビートキックのタイミングの取り方は二つあります。
どちらも同じタイミングを指していますが、個々人によってどっちで考えた方が良いかが分かれます。
(これはきっと個性なんでしょう)

  • 手を入水するタイミング
  • 手でキャッチするタイミング


  • あなたはどっちのタイミングの方が取りやすいですか?
    自分自身で試しながらやってみて、たまに逆の方でタイミングを取ってみると、泳ぎがスッと進むようになったりして良いですよ。


    2ビートキックの注意点は、キックが大きくなりがちだと言う事。
    少ない分、パワーを出そうとしてしまいますが、逆に抵抗を生み出してしまい、よくありません。
    小さくてもパワフルなキックを打てるようにしましょう。


    この記事は、youtube内『TBBJAPAN』様の貴重な動画を引用させて頂き、解説しております。
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