こんにちは!
トレーナーで、さいたま市浦和区でFIET Conditioningを運営しております、栗田と申します。
今回から、swim mediaさんとコラボして記事を執筆させて頂くこととなりました。
スイマーの方々に役立つ情報発信が出来るようにがんばっていきます!
自分に合ったトレーニングできていますか?
マスターズスイマーの皆さんは積極的に情報を得て、日々のトレーニングに励んでいる方が非常に多いと感じています。
素晴らしいことですよね。
私は、元々コナミスポーツクラブに所属していた事や競泳の日本代表トレーナーをやっていたこともあり、スイマーの身体を多く見させて頂きました。
その経験から言わせて頂くと、ただ“どんなトレーニングがあるのか”や、“どうトレーニングを行うのか”にフォーカスしていて、自分の体がどうなっているかにフォーカスしている方が少ないとも感じています。
トレーニングを開始するにあたって、自分の体の弱点や特徴を把握することは非常に大切です。
そこで、今回はスイマーにとって大切な“体幹”の弱点の見分けかたについて書きたいと思います。
体幹は手の描きにもキックにも影響を与える、非常に重要な部分です。
今やっているトレーニングを最大限生かすための知識を、是非身につけてください。
体幹の左右の筋力差とは?
皆さんは自分の左右の体幹のどちらが弱いか、ご存じですか?
“体幹に左右差なんてあるの?”
“体幹の左右差なんて考えたこともない”
ほとんどの方がこんな感想を持つと思います。
あるいは
“私は常日頃から体幹を鍛えているから左右差はない”
“特に痛みもないし、左右差はないと思う”
と思っている方も多いと思います。
私の今までの経験では、ほとんどの方が体幹の左右差があると思っています。
その差がストロークやキックの左右差に繋がる場合が多くあります。
なぜ、いつ体幹の左右差が生じるか?
どのタイミングで始まるか、なぜ左右差が生じるのかについては、個人差が大きいと思います。
筋力、年齢、生活習慣、姿勢等、色々な要素が絡まり合って、どこかのタイミングで出現するのだと思っています。
これを防ぐには、日頃から左右の体幹の筋肉の働き具合を確認し、弱い部分を特定し、その部分を選択的に鍛える補強を追加しなければなりません。
左右差は少なからず必ずあります。この左右差が大きくならないよう、普段からチェックし、補強を続ける事が大事です。
体幹の筋肉の左右差をできる限り少なくすることで、ストロークやキックの左右差、さらにはスイマーズショルダーや腰痛などを防ぐことも可能になります。
体幹の左右差をチェックしてみましょう!
体幹の筋肉と言ってもたくさんありますが、今回チェックしたい筋肉は“腹斜筋”です。
腹斜筋には“内腹斜筋”と“外腹斜筋”があり、どちらも“横っ腹”辺りにあります。
繰り返しになりますが、この腹斜筋の働き具合が、ストロークやキックの左右差を生みますので、どちらが弱いのかをまずはしっかり確認しましょう!
- まずは横向きに寝ます。
- 両手は自分の体が安定する位置に置きます。この際何かに掴まらないでください。
- 体を一直線にします。
- 両足を一緒に床から持ち上げます。
この時にどちらかが持ち上げにくいと感じるはずです。
その時、上に来る側の腹筋が弱いことになります。
皆さん、どうですか?
自分の弱い側の腹筋が左右どちらか、確認出来ましたか?
トレーニングを始める前に、まずは自分の体の弱点を把握しましょう!
弱点を把握した上で、その部分を強化するなどのプランを立てて、トレーニングの効果をさらに高め、自己ベストを目指して頑張りましょう!
すぐに解決したい方は是非ご来院頂けると嬉しいです。
素朴な質問などについてはInstagramのDMなどでも受け付けていますので、お気軽にどうぞ。