アメリカで話題になっているRayboardを知っていますか?
道具が少なくても楽しめるのが水泳の魅力ですが今回は、少し変わったビート版をご紹介します。
レイボード Rayboardとは?
2019年にアメリカの現役競泳選手Norah Kolbさんが、スピードのレベルアップにはキック強化とストリームラインの調整が必要と考えた中でRayboardを企画し、
父親のEric氏と2020年に商品化し、発売2年経過で累計2.5万個販売するなど人気が出ているビート版です。
開発者:Norah Kolbさん
国内のYoutuber「水泳家庭教師るい」さんにも紹介がされています。
Rayboardの効果は?
さて、そんな人気のあるRayboardですが、どんな効果があるのかを見ていきましょう。
効果①楽な姿勢
水泳練習を繰り返す中で、水泳肩と腰痛には注意が必要なのは皆さんご存じだと思います。
特にビート板を使ってバタ足の練習をするときに、頭部と下肢が浮かび上がり腹部が沈み込むため腰椎の伸展が強制されていしまいます。
そうした際にRayboardを用いてのボディーポジションは肩が張らずに腰に負担が掛からない状態を維持出来るように設計がされています。
効果②裏面でも活用が出来る
ストリームラインの調整という観点から行くと、しっかりトレーニングしていく競泳選手にとって肘が曲がるのは良くない面も有ります。
そうした際にはRayboardを裏返しに使用すると肘を伸ばす意識が高くなり上半身のストリームラインの調整に役立つ効果が確認されています。
効果③プルブイのようにも使える
レイボードに足を置き(フットオンボード)、通常はプルブイを使ってのプル練習をしてみる使い方もあります。
その結果、足の位置が安定し、効果的にプルに集中しつつも足の横ブレ等に意識を置き、より効果的な練習が出来ると思います。
水泳初心者向けの活用
初心者、ダイエット目的の水泳練習において、先ずは水中ウオーキングを含めて水になれる事が大切です。
そうした中で体に負担が掛からない状態でのビート板練習を活用される事をお勧めします。
どうしても通常のビート板練習は腰や肩に負荷がかかってしまう為、初心者向けにはRayboardは最適です。
実際にアメリカでは、こうした水泳層の使用者から肩、腰の負担が軽減し運動効果が向上したとのフィードバックが多く寄せられています。
Rayboardを買うべき?
正直に伝えると安くはありませんが、公共の施設で練習に使える道具はあまり多くない中、これなら通常のビート板と同様に使える施設が多いため、そういった点では良い道具になるかと思います。
(利用可否は施設にお問い合わせください)
デメリットがあるとすると、金額以外では大きさ。少し持ち運びには大きすぎる印象があります。
ただ、水泳の練習はワンパターンになりがちになってしまうので、通常使っていない筋肉の刺激などに取り入れる、という観点では良い商品になっています。
Rayboardの入手方法
こちらのAmazonで購入が可能です。
ちょっと高いですが、いつもの練習に飽きてしまった方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?