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流水プール体験レポート!「プールの家」でレッスンしてみました!

今回の記事は寄稿記事になっています。
swim mediaでは、スイマーの方にとって役立つ記事を募集しています。

それでは本編をどうぞ!

 

 

効率よくレッスンを行えて、お客様に満足いただける施設はないか。
ネットで探して見つけたのが、流水プール付きパーソナルジム「プールの家」でした。

流水プールのある大学に通っていたので、撮影しやすいプールであることは十分に知っていましたし、動画撮影してフォーム確認することのメリットも分かっていました。
ちょうど小学生のレッスン依頼をいただいたので、思い切って「プールの家」でパーソナルレッスンをやってみることにしました。

 

流水プールだからできる泳ぎ

 

 

流水プールだと普段は出せない速度を体感することが可能です。
機械的に水流を上げていけば、短時間かもしれませんが普段以上のスピードで泳げます。

未知のスピードを体感することは貴重な体験です。

 

①ベストタイムに近い速度でのフォーム練習
②目標タイムと同じぐらいの速度での実践練習

 

今回のパーソナルレッスンでは、撮影した動画を確認しながら、速い速度になっても乱れないフォーム作りを指導をしたいと思っています。

 

撮影動画をすぐに確認することのメリット

 

 

<動画撮影→確認→泳ぐ>を繰り返します。
動画チェックをコーチと生徒が一緒に行うことにより、口頭のみのアバウトなアドバイスをするよりも生徒の理解度が上がり、効率的に泳ぎの改善ができます。

泳ぎを見ているコーチは、泳いでいる生徒の良い点や悪い点が明確に分かりますが、泳いでいる生徒自身がそれを理解できないと改善できません。
動画撮影することにより、スピーディーに課題と改善の提案ができるため、お互いに満足するレッスンが行えます。

 

前方からの撮影で分かること

手のかき方が分かるので、プル動作および上半身の使い方のアドバイスが出来ます。

後方からの撮影で分かること

キックの蹴り方が分かるので、下半身の使い方およびキック動作のアドバイスが出来ます。

真横からの撮影で分かること

プルとキックのタイミングなど全体のバランスについてアドバイスが出来ます。

指導前と指導後の動画の違いを解説

指導前のいつもの平泳ぎ

 

まずプル動作について。
手指を大きく開きながら手をかき、呼吸する直前に顔が前を向いてしまっています。
そうすると、上半身の胸まわりが立ち気味になり、水が大きく当たりブレーキになっているのが分かると思います。
また、呼吸後に頭全体が水中深くに潜ってしまうため、ワンテンポ遅い泳ぎになっています。

次にキック動作です。
後ろ方向に強くキックするべきところを、真横に向かってキックをしています。
また、キックは両足を挟み込む時も前に進む推進力が働いているのにも関わらず、最後まで足が閉じず、バラバラッと進む力が逃げているのが分かります。

最後に泳ぎのバランスです。
おへそ周りにギューッと力を入れられていないため、固められず背中がお月さまのように反ってしまっています。
指先から足先まで1本の棒のようにまっすぐな姿勢のまま泳ぐのが理想になります。

 

動画チェックによる指導後の平泳ぎ

 

 

動画チェックを繰り返しながら指導した結果、短いレッスン時間の中ではありますが、かなり改善されたと思います。
とくに、手指の開き具合・頭の位置・伸びている姿勢・キックの閉じ終わりが大変良くなりました。

 

自分も流水プールで泳いでみた

 

 

「プールの家」の流水プールは、50m35秒ぐらいがマックスの流速とのこと。
現役バリバリの選手はもちろん、ジュニアやマスターズスイマーでも35秒より速いタイムを持っている人は余裕で泳げてしまうため、 流速に物足りなさを感じるかもしれません。

 

 

ただ、チューブやビート板など各種アイテムを使用できるので、 工夫次第では高強度トレーニングも行えます。
短水路の平泳ぎでベストタイム26秒台を持っている私ですが、チューブを使用して泳いでみたところ、想像以上に身体を追い込んだトレーニングができました。

 

レッスンを受けた生徒の感想

 

 

(大木)流水プール初めて見たよね。どうだった?

(生徒)怖かった!

(大木)怖かったの?

(生徒)見たこともない大きなプールが家の中にあって怖かった。でも今は全然怖くない。楽しい。

(大木)レッスンの感想は?

(生徒)平泳ぎが一番好きなんだけど、他の子より遅いと何で遅いか分かんなくてて。今まで気にしてなかったこととか教わって、速くなれそうな気がした。

(大木)動画を見ると自分の泳ぎが分かりやすいでしょ?

(生徒)分かりやすかった。直せそうな気がした。

 

同伴されていたお母さんとも動画や情報を共有し、今後もタイムが上がる手伝いをしていくつもりです。

 

まとめ

 

外観は一般的な一軒家ですが、屋内に入った途端、水族館の水槽みたいなプールがドンと目の前に!
家の中とは思えない異空間な感覚に、トキメキとわくわくが止まりませんでした。

一軒家に詰め込んでいるので、少し狭く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、限られたスペースを上手く利用して設計されているので不自由はありません。

着替えやシャワースペースもしっかり確保されています。
また、スタッフの方が親切丁寧で、動画撮影などもがっつりサポートしてもらえるので安心できました。

 

今後の展望としては、撮影した動画を見ながら意見交換する場所として「平泳ぎコミュニティ」を立ち上げ、 平泳ぎの面白さを追求・研究していくクリニックを「プールの家」で開催できたらと思っています。

 

プールの家についてはこちらからチェックしてみてください。
https://poolnoie.studio.site/