皆さんは水泳のターン動作についてどのくらい意識して取り組んでいるでしょうか。
ターン動作はただ方向転換するだけでいいものではなく、楽に効率的にターンするためにはいくつかポイントがあります。
今回は初級者向けに、タッチターンを行う際のポイントについて解説していきます。
練習の手順もご紹介しながらターン動作の流れを説明していくので、ぜひ最後までご覧ください!
タッチターンで良くある悪い例
まずは悪い例を参考に避けたいポイントを見ていきます。ポイントは、足の伸び具合です。
タッチした後に股関節が伸び切った状態でターン動作に入ろうとしています。
この状態でターンを行うと、身体が立ちすぎてしまって水の抵抗を大きく受けてしまいます。
上半身の動きに意識が行き過ぎて下半身を使えていないとこのような形になってしまいがちです。
しっかりと下半身の形に注意をしながらターン動作を行っていくことが重要になってきます。
※悪い例は、こちらの動画でも確認できます!(10秒くらいご視聴ください)
タッチターン上達に向けた4ステップの練習方法
では先程ご紹介した悪い例を避けるために、4つのステップで練習を行っていきましょう。
ステップ➀
まずは壁に飛びつきながらターン動作の練習を行っていきます。
プルブイを足に挟んで行えるとより効果的です。
飛びついたら足を抱え込んできて壁に足を持ってくるところまでを行っていきます。
悪い例のときと違って、股関節が曲がった状態で足を持ってくるようにします。
できるだけ膝を胸の方に抱え寄せながら足を壁の方に持ってくることがポイントです。
股関節が伸びたまま足を持ってくることが無いように注意しましょう。
なるべく身体を小さくするようにコンパクトに行えると良いでしょう。
プルブイをするメリットとしては、まずプルブイを挟むことで足が揃いやすくなることが上げられます。
また、プルブイには浮力があるのでその浮力に負けないようにしっかりと足を抱え込んでくる意識づけができるので
プルブイを使用できる方はぜひやってみてください。
ステップ②
続いて、ターン動作で上半身を動かしていきます。
先程と同様に足を抱え込んで壁についたら、片手を離して方向転換したい逆側に指先を向けてあげます。
ポイントとして片手を離す際に手が水の中を通るように動かしてあげると良いでしょう。
水上で手を動かしてしまうと上半身が高く上がってしまうので身体が立ってしまいやすくなります。
悪い例のようなターンになってしまうので、水の中で手を動かしていくことを意識しながら取り組んでいきましょう。
慣れてきた方は、足を抱えるのと片手を離すのを同時にやってみてください。
よりスムーズに見栄えも良いターンになるので、段階を踏みながら少しずつ慣れていきましょう。
ステップ③
続いて、両手を離してストリームラインの姿勢をつくっていきます。
タッチして壁に足を持ってきながら片手を離したら、もう片方の手を離して水の中でストリームラインの姿勢をつくります。
最初に離す手は水の中で動かしましたが、もう反対の手は水の上から持ってくるのがポイントです。
注意点として手を上から持ってくる際に手を高く上げるのではなく、肘先を高く上げるような形で持ってこれると良いでしょう。
ステップ④
これまで細切れで動きの練習を行ってきましたが、それぞれの動きを繋げて行い、実際に壁を蹴っていきます。
注意点としては必ずストリームラインの姿勢を組んでから壁を蹴るようにしましょう。
ターン動作を速く行おうとしてストリームラインの姿勢をつくりきる前に壁を蹴る方が非常に多いです。
壁を蹴った勢いを水の抵抗で消してしまうので、必ずストリームラインの姿勢を組むまでは壁を蹴るのを我慢しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は初級者の方向けにタッチターンのポイントについてご紹介してきました。
ポイントとしては、ターン時に足をしっかり引きつけておくことと、ストリームラインを組むまでの動きを
焦らずに我慢してしっかりと行うことです。
まずは一つ一つの動きを細切れで練習しながら、慣れてきたら繋げてやっていけるように段階を追って練習していきましょう。
ぜひ今回の記事を参考にしながら取り組んでみてください!
詳しい内容はKAT-TVの動画内でご紹介しているので、是非チャンネル登録もお願いします!
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