皆さんは、ターンの際にどのようなことを意識しているでしょうか。
ターンを得意としている方や普段から長い距離を泳いでいる方は特に意識すること無くターンを行っているかもしれません。
しかし、水泳を始めてまだ日が浅く、泳ぎに慣れてきた方の中には、ターンに対して苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
ターン動作を正しく行うことができれば、楽に長い距離を泳げるだけでなくタイムアップにも大きく繋がってくる分野になってくるのでこの記事をご覧いただき、ターン動作を自分のものにしていただけると嬉しく思います。
今回は、タッチターンの動作について、段階を追ってご紹介していきます。
是非最後までご覧ください!
タッチターンの練習方法
今回は正しいタッチターンの習得を目的として、段階的に行う練習法をご紹介します。
だるま浮き
まずやっていくのは「だるま浮き」です。
だるま浮きが本当にタッチターンに繋がるのかと驚く方も多いのではないでしょうか。
実はターン時に身体を入れ替える際、足の引きつけ動作に繋がる重要な練習となります。
形を意識しながら小さく丸まるように行っていきましょう。
ポイントは、おへそを覗き込むように背中を丸めることです。
また、浮いているときに背中が水面上に出ていると素晴らしいです。
浮き身▶だるま浮き
続いて、バンザイの姿勢で浮いた状態から先程のだるま浮きの形をつくります。
ポイントは素早く背中を丸めてだるま浮きの姿勢になることです。
お腹の力を使って、手と足を引きつけましょう。
タッチ▶壁蹴り
続いて、実際にタッチから壁を蹴るまでの流れを練習していきます。
まずは1つひとつの動きをゆっくりと練習していきましょう。
➀タッチ
②足を引きつける
③片方の手を後ろに伸ばす
④反対側の手を持っていき、ストリームラインを作ってから壁を蹴る
以上の流れを、徐々にスピードを上げながら行っていきましょう。
まずは足の引きつけを速くしていきます。
慣れてきたら壁を蹴って潜れるようにしましょう。
指先を少し深めに向けて姿勢を作ってから壁を蹴るといい形で飛び出すことができます。
タッチターンのポイント
先程までに練習したことを意識しながら、まずは動きを止めないようにやってみましょう。
身体を入れ替える際は、身体の近くで腕を戻して小さく回りましょう。
ターン前後で、身体の位置と壁との手、足の接地面の高さを変えないようにできるとなお良いです。
悪い例
ここではターン動作の悪い例をご紹介していきます。
➀足の引きつけと同時に両手を壁から離す。
足の引きつけの際に同時に手を壁から離してしまうと、ターンの時間短縮になりそうですが、
壁との接地時間が短くなる分、身体が沈んでしまいやすく、
沈まないようにするために手で水を下に掻いてしまいます。
結果として素早くストリームラインを作ることができず、
蹴りだしのタイミングが遅くなるので時間がかかってしまうのです。
②ストリームラインを作る前に壁を蹴る
なるべく早く壁を蹴ろうとするのは、ターンの時間短縮のために大事なことではありますが、
早すぎるのも良くありません。
ストリームラインが完成する前、つまり身体の反転が不完全な状態で壁を蹴ると足と壁との接地位置が悪くなり、真っすぐ蹴りだすことができません。
また、ストリームラインができていない状態で蹴りだすので抵抗が大きくなり、けのびで勢いよくスタートしていくことができません。
必ずストリームラインの完成を待ってから蹴りだしていくようにしましょう。
急がば回れという言葉はこのためにあるのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日はタッチターンの練習法について、段階的にご紹介してきました。
- タッチ
- 足を引きつける
- 片方の手を後ろに伸ばす
- 反対側の手を持っていきストリームラインを作ってから壁をける。
以上の流れで練習していきましょう。
練習の中でだんだんと動きを速くしていきますが、その際手を戻す動作や壁を蹴るタイミングが早すぎてしまうとターン動作としての形が崩れてしまうので注意しましょう。
ぜひ、この記事を参考にしながら練習に取り組んでみてください!
動画内ではお手本映像を交えながら紹介していますので、より細かく動作を見たい方は動画もご覧ください。
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