皆さんは背泳ぎの手を入れ替えるタイミングについて、意識したことはあるでしょうか。
スピードを出すことだけを考えれば腕を速く回せば良いですが、
楽にスピードを出すためにはストロークの入れ替えるタイミングを正しく合わせることが大切です。
今回は背泳ぎのストロークを入れ替えるタイミングのポイントについて、
いくつかのドリル練習の紹介を交えながら解説していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、普段の練習に取り入れてみてください!
タイミングのポイント
悪い例を見ていきましょう。
悪い例では手が入水してすぐに水をかき始めてしまっています。
テンポが上がっているように見えますが、
水をしっかりとキャッチしてストロークを行うことができていません。
正しいタイミングで泳ぐ為のポイントとしては、
入水する際に少し深く入水してあげることが大事になります。
深く入水することで肩の位置が深くなり、ローリング動作にも繋がります。
良い例では、入水してから深い位置に手が入ることでしっかりとローリング動作を行うことができ、
正しいストロークのタイミングで腕を回せています。
ドリル練習
先述の良い例を実現するために、今回は3つのドリル練習をご紹介していきます。
ドリル練習① 片手背泳ぎ
まずは片手ずつ背泳ぎを泳いでいきます。
ポイントは入水したときにキャッチの部分で溜めを作ってあげることです。
溜めがつくれないと、悪い例のように手が入水してからすぐに水を掻きだしてしまったり
手がプール底に落ちてしまい、正しく水をキャッチすることができません。
入水の際に手を深く入れてあげることを意識して、しっかりとローリング動作ができるようにしましょう。
また、入水後にキャッチ動作を行いますが、
その際に肩甲骨を挙上(脇を伸ばすイメージ)させた状態でキャッチ動作を行うこともポイントになります。
注意点としては、頭が動きやすくなってしまうので、
身体の軸をしっかりと保った上でキックを止めずに泳いでいけるように取り組んで行きましょう。
ドリル練習② ショルダータッチスイム
名前の通り、肩を触ることでタイミングをはかっていきます。
リカバリー中に指の腹で肩を一瞬触ってから入水まで持っていく動きをします。
肩を触っている最中に、反対の手がストロークを掻き始めないように意識をしましょう。
ポイントは肩を触った時に肘が高い位置にあることです。
この肘が下がっていたり横を向いてしまったりしないように、
必ず肘は高い位置にあるように行いましょう。
更に、肩をタッチ後、手は入水に持っていきますが、
このとき「片方の手の入水」と「反対の手のフィニッシュ」を合わせる意識を持てると良いでしょう。
ドリル練習③ リバーススイム
こちらのドリルもタイミングを図るドリルになります。
ストロークの中で、手を戻す(リバースする)動作が入ってきます。
リカバリー中に手がトップの位置にきたら腰の横に戻します。
再度手がトップの位置にきたら反対の手を手を掻き始め、手の入れ替えを行います。
手の入水とフィニッシュを合わせるようにタイミングを図っていきましょう。
手の上げ下げをしている最中に反対の手が動かないようにすることがポイントになります。
そこをキープした上で入水とフィニッシュのタイミングが合わせられると良いでしょう。
ドリル練習④ 3ストローク1スイム
3回片手背泳ぎを行い、3回目のストローク時に手の入れ替えを行います。
3回目のストロークで、片方の手リカバリーを始めて、
片方の手のフィニッシュと片方の手の入水を合わせてあげることが大事になってきます。
速く泳ぐ上でこのタイミングを合わせることはとても大事になってくるので、
ローリングの特性を活かした上でフィニッシュと入水のタイミングを合わせられるようにしていきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は背泳ぎ上級者向けに、泳ぎのタイミングを合わせるための練習方法についてご紹介してきました。
今回のポイントはタイミングです。
たくさん掻けば速く泳げるというわけではなく、泳ぎのタイミングを合わせることが非常に重要になってきます。
まずは入水後にすぐ掻きだすのではなく、深く手を入れてキャッチ動作に繋がる溜めをつくること、
また、ストロークの部分では手の入水とフィニッシュを合わせてあげることを意識しながら
今回ご紹介したドリル練習にも取り組んでみてください!
詳しい内容はKAT-TVの動画内でご紹介しているので、是非チャンネル登録もお願いします!
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