前回に引き続き、トップスイマーの思考に迫っていきましょう。
今回は競泳日本代表、川本武史選手にインタビュー形式で多くのことを語ってもらいました。
試合で結果を出すために非常に参考になるものばかりなので、ぜひ最後までご覧ください!
食事管理について
食事で意識していることについて尋ねてみると
レース前は生ものや脂濃いものなど消化の悪いものはできるだけ避けるようにしているとのことでした。
勝負飯といったものは特には無いそうです。
また、体格の大きな川本選手ですが、1回あたりの食事量は多くないそうで、食事回数を増やすことで栄養を補給しているとのことです。
間食も基本はエネルギーになるものだったり、たんぱく質の多いものを中心に摂取しているとのことでした。
たくさん食べるのが苦手な方はぜひ参考にしてみてください!
モチベーション管理について
川本選手のモチベーション維持の秘訣について聞いてみたところ、家族のために頑張ろうという気持ちで頑張っているそうです。
今まで辞めたいと思ったことはないようですが、5年間ほどベストがでずに苦しい時期があり
先が見えない暗闇のトンネルに入った感じと表現されていました。
アスリートなら多くの人が経験するスランプ。
そういったスランプを抜け出すためのコツについて聞いてみたところ、
同じことを続けていてもスランプから抜け出せないときは
「あえて水泳から離れたり、他競技や他のやりたいことをやってみる」
こともスランプから抜け出すきっかけになるかもしれないと語ってくれました。
川本選手がレースで意識していること
川本選手が得意としている短水路・短距離のレースで勝つための秘訣について聞いてみたところ
「スタート・ターン・ドルフィンキック」という答えが返ってきました。
やはり、ターン動作やドルフィンキック、浮き上がりを大事にしているそうです。
特に浮き上がりについては、斜めにドルフィンキックを打って浮きあがってくることが大切だと語ってくれました。
斜めに上がってきて最後に水面に並行に合わせて浮き上がることを心がけて取り組んでいるとのことです。
斜めに上がってくると急浮上になって身体が立ち上がってしまう心配もありますが
水面ぎりぎりで調整して上がってくることでそういったことを無くしているようです。
トップ選手ならではの細かい技術です。
ぜひ、川本選手のレース映像を見て実際に確認してみてください!
ドルフィンキックのトレーニング紹介
川本選手も実際に行っているドルフィンキック強化に繋がる陸上トレーニングをご紹介していきます。
「膝窩筋」という膝裏にある筋肉に刺激を与えることでドルフィンキックの引っ掛かりを良くするトレーニングです。
百均で買えるような柔らかいボールでできるのでぜひ取り組んでみてください。
うつ伏せの状態から膝裏にボールを挟みます。
お尻の穴を締め、その反動を使いながら「キュッ」と曲げるイメージで行うと膝窩筋に効かせることができます。
何も意識せずにただ曲げるように行ってしまうとハムストリングス(もも裏)に効いてしまうので、
しっかり膝裏を使うイメージを持って取り組んでいきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は川本選手にインタビュー形式で様々なことを話していただきました。
意識付けや練習方法などどれも参考にできるものばかりなので、ぜひできることは取り組んでみてください!
そんな川本選手ですが、今後の目標はパリ五輪でメダルを取ることだと語ってくれました。
今後の川本選手の活躍にも期待しましょう!
動画内もご覧いただき、実際の川本選手の声を聞いて参考にしてみてください!
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