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こんにちは、元競泳日本代表の小坂です。久々の記事です。
今回の記事では、トップアスリートや全国大会を目指す子を持つ親が、どういった関わり方をすべきか、という点について解説したいと思います。
※あくまでも1個人としての意見ですが参考になったら嬉しいです。
なんでこの記事を書くことになったか
元々、講演や水泳教室で親御さんから相談を受けたりすることが多かったのですが、最近は、SNSなどで良く親御さんやその周りの方からの相談が多くなってきました。
「どうやったら速くなれますか?」と。
SNSで相談できるって気軽になったからか、増えたんですよね。
一方で、自分の友人は結構な人数がコーチになっていて、JO優勝選手などを輩出しているのですが、そこで良く聞くことが
「親が中途半端な知識で泳ぎの指導をしたり、練習内容に口出しをしてくる。さらには子どもを休みの日に練習に連れていって、子どもが水泳を嫌いになってしまっている」
という事を数多く聞くことになりました。
親御さんも「子どもの成長のために・・・!」と熱心にやっているので悪気がないので困るそうです。
で、結果的に子どもの結果は出ません。
これってめちゃくちゃもったいないじゃないですか。
だって「子どものためにやっている」と思っていることが、結果的には子どもの邪魔をしてしまっているんですよ。
メディアは面白いトピックを取り上げるから誤解しないで
では、改めて何で親がこんなに教育熱心になってしまったのでしょうか?
それは、SNSやメディアで「トップアスリートの親は教育熱心であるべき!」という刷り込みがあるからだと思います。
アニマル浜口さん、浜口京子さんの親子を筆頭に、やっぱり親子が頑張って練習しまくっているってストーリーとしてきれいだし、メディアで取り上げやすいじゃないですか。
一方で自分が日本代表にいたころ、もう10年以上も前になりますが、そのころに友人や先輩・後輩の親と全員あったわけではないですが、教育熱心な親って10%もいなかったと思います。
もちろん内側に情熱があったり、わざわざ大会で遠くまで遠征しているので、子どもに愛情はあるのですが、別に指導や結果にガンガン口を出してくる親、いませんでした。
(こういうデータや研究ってないんですかね・・・?)
どっちが良い、悪い、というわけではないのですが、あまりにも世の中的に「トップアスリートの親は教育熱心であるべき」と広がりすぎているな、と思いました。
じゃあ親はどうやって関わるべきなのか?
僕や、友人のコーチたちと話していて、伸びている子どもの親の関わり方について整理してみました。
そのかかわり方は、というと、
「子どもが、”頑張りたくなる環境“を作り、”時には改善“し、”常に家は安心できる場“にする」
ということです。
それぞれ解説していきたいと思います。
頑張りたくなる環境とは?
子どもが頑張りたくなる環境とは、単純なご褒美、というわけではなく、将来の夢や目標を実現しやすくなる環境を作ってあげることです
例としては、
・子どもが速くなりたいと思う場に連れて行ってあげる
・憧れの選手と直接会わせる、サインをもらう
・年上でも常に身近に超えたい存在を感じられるクラブに入れる
時には改善とは?
時には改善とは、環境もずっと同じ場所で良いわけではありません。良かった場所が変わってしまったり、子どもの成長によって変化することは当然です。
なので、それらの環境を改善したりきっかけを作ってあげることが重要です。
・コーチが悪かったり丁寧にみられない場合は練習場所やクラブを変える
・スイマガや水泳のテクニックの本やサービスなどが見れる環境を作る
※無理に読ませる!ではないのでご注意ください!!
・セカンドオピニオン的にパーソナルコーチとかに見てもらう
※これはコーチによってはとても嫌われる結果になるので要注意
常に家は安心できる場とは?
親が水泳のフォームや練習内容にまで口を出して良いことはありません。
凄い失礼な書き方ですがストレートに書くと素人の親がネット情報や本見て指導して良くなることは、ありえません。
親が指導をし始めると、子どもが安心できる場が全くなくなり、ストレスが尋常じゃなくなり、水泳が嫌いになったり、学業に影響が出ることもあります。
・良い結果でも悪い結果でも、頑張ったことは常に褒めてあげる。
・親も何か別の事を頑張っていたり、学んでいる姿を見せる
・親は我慢が大事だという事を何度も自覚し、余計な言葉を言わない
まとめ
いかがだったでしょうか。
個人的な意見がだいぶ入っていますが、皆さんのお子さんや周りにいる方々が少しでも水泳で良い結果がでたり、前向きになったり、水泳を好きになってくれたら嬉しい限りです!
どうせ宣伝のために書いているんだろ、と思われるのは嫌なので、あえて「トレーニングシェア」のサービス説明などは割愛していますが、もっと深く情報学びたい人は、検索してみてくださいね!
SNSでのシェアやご友人に送ってみて頂くなど是非、お待ちしています!
それでは!