記録など数値に対する目標を「結果目標」といいます。それに対し、笑顔を作る、大きく方を回すなど、今すぐできることを「行動目標」といいます。
今回のポイント
- 1.結果を意識しすぎると身体反応が強く出る
- 2.行動目標にフォーカス
- 3.行動目標を決めておく
1.結果を意識しすぎると身体反応が強く出る
結果目標は、闘争心は高まりますが、緊張や不安を生みやすくなります。行動目標は、闘争心は低めですが、緊張や不安は抑えられます。記録を意識しすぎると、どうしても「絶対、勝たなきゃ」とか「ベストスコア出す」といった、緊張や不安など感情の起伏が激しくなり、身体が固くなる、手足が震えるなど身体反応が強く出ます。
2.行動目標にフォーカス
まずは結果目標ではなく、行動目標、「ひとかきを大きくする」、「右呼吸を使う」など基本中の基本だけを実行することで「目の前の泳ぎに集中する」ことが大切です。
3.行動目標を決めておく
「今日の行動目標は○○」と予定を入れておくことが大切です。行き当たりばったりでは、余計に混乱してしまうので、週単位でも大まかに決めておくことで、集中力が上がります。
今すぐできることを行動目標にすることで、実力が発揮できる理想的な心理状態(=フロー)に入ることができます。