アイシングって知っていますか?やっていますか?
今回はアイシングの方法や、そもそもの目的、効果などについて解説していきます。
アイシングの目的は?
水泳でのアイシングの目的とは、毛細血管の透過性と細胞の新陳代謝を減少・低下させ、内出血時の二次的低酸素障害の発生を防止するがメインとなります。
もちろん、怪我などの応急処置にも使われますが、トレーニングという点では、こちらが重要となってきます。
え?分からない?
ちょっと専門的に書きすぎましたね。
要するに運動後の疲労蓄積・筋肉痛を減らすという目的になります。
トレーニングを行った後は、筋肉などに小さい損傷が起きています。
そこに炎症が起きてしまうので、アイシングによって、炎症物質が広がることを防止しているんですね。
激しいトレーニングなどを行った後は、炎症がひどくなりがちなので、それを防止しています。
細かいことは書きませんが、筋肉痛の予防にもアイシングが効果的です。
アイシングをやることで、体調をしっかり整えていきましょう。
アイシングの方法は?
氷水や、保冷材を凍らした状態のものをタオルでくるんで冷やしましょう。
さて、ここで問題です。なぜタオルでくるむのでしょうか。
理由は、過剰な冷却を防ぐことです。
冷却しすぎると凍傷になってしまったりします。
また、手先や指先を1℃未満で15分以上冷やすと、身体に害があるため、直接冷却しすぎないようにしましょう。
では、早速アイシングをしていきましょう。タオルでくるんだ状態にしていますか?
良く使った部位に対して当てていきましょう。
多くの場合は、肩や背中、上腕などを冷やしますが一番疲れている部位にあてます。
冷却する時間は15分~20分にしておきましょう。※手先足先は、15分未満!!
大事なのは感覚が麻痺した状態を作ることなので、短くても大丈夫です。
ただし、30分以上は絶対に冷やさないということだけは、守ってくださいね。
アイシングをしっかりと行って、疲労除去を素早く行い、日々良いトレーニングができるようになっていきましょう!
参考文献
深沢 英之 「病院へ行かずに体のトラブルを治す本―ひとりで出来る簡単アイシング」2003年 ぴあ
土井良雄二 「スポーツアイシング&コンディショニング 今日からできる」2005年 大泉書店