皆さんは水泳の試合前にどのような練習をしているでしょうか。
普段行っている練習のように泳ぐ方もいれば、試合前には特別な調整をする方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、東京五輪で日本代表経験を持つ自由形の関海哉選手が試合前に実際に行っている練習方法をいくつかご紹介していきます。
試合前だけでなく普段のスイム練習から取り入れることができるドリル練習となっているのでぜひ最後までご覧いただき、挑戦してみてください!
やや難しい動作も含んでいるので、無理には行わず、まずはゆっくり丁寧に行うことを意識しながら取り組みましょう。
ドリル練習
今回は3種類のドリル練習についてご紹介していきます。
リバースクロール
最初のドリルはリバーススイムです。
前に出している手と頭が沈まないように姿勢をキープしながらリカバリーの軌道で、
手を「持ってくる→戻す→持ってくる」という動きを行います。
キックをしっかり打つことで、身体を水面に近い位置でキープできるように頑張りましょう。
ポイントとして、腕を動かしている最中にボディポジションが変わらないように注意しましょう。
ショルダータッチスイム
続いて、ショルダータッチスイムです。
注意点としては先程と同じように、手や身体が沈まないように注意しながら行うようにしましょう。
最高到達点で手を曲げることでやや難易度は上がります。肘が高い位置に来るようにボディポジションを高くキープしましょう。
曲げた際に身体が沈まないようにするなど、よりスイムに近い手の軌道で行えていることを確認しながら行えると良いでしょう。
ストロークタイミング練習
最後はストロークのタイミングを確認する練習です。
先程紹介した2つのドリル練習の動きを意識しながら行うことでより効果が高まります。
クロールを泳ぎながらリカバリー動作を早く行い、「キックとローリング」、「プッシュと手の入水」を
それぞれ同時に行うことでタイミングを掴むためのドリル練習になります。
頭の位置をなるべくキープした状態で行えると良いでしょう。
注意点としては動作の左右差がなるべく小さくなるように気を付けながら取り組みましょう。
特に呼吸する側は得意でも反対側が苦手な方も多いかと思います。
どちらも同じように行うことができると素晴らしいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はトップスイマーで自由形専門の関海哉選手が試合前に行っているドリル練習についてご紹介していきました。
どのドリルも共通して、身体が沈まないようにキックをしっかり打つことを意識して行いましょう。
また、手の動きは実際のストロークの軌道を通るように行うことも大事にしながら取り組んでみてください。
正しく行わないと効果が薄くなってしまうので、難易度は高めですが、正しく丁寧に行うことを意識しながら行いましょう。
特にストロークのタイミング練習では、タイミングがずれたまま行うと間違った形で身体が覚えてしまうので、
最初はゆっくりと動作を確認しながら行い、慣れてきたら徐々にテンポを上げながら取り組んで行けると良いでしょう。
より細かく動作を見たい方は動画内もご覧いただき、実際に関選手の解説を聞きながら一緒に取り組んでみてください。
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