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ターンは楕円で素早く回る

「クイックターンにあこがれているけど、なかなかできない・・・」
「クイックターンが出来るようになりたいけど、怖い・・・」
「回ることは出来るけれども、なかなか速くターンできない」

こんな悩みがある方に向けて今回の記事は解説をしていきます。

今回はSTEPをいくつも分けて丁寧にクイックターンのやり方を解説していきます。
上級者向けのターンのコツも解説しているので、改めて確認しつつ、コツを身につけていってくださいね!

大人も子どもも練習方法は変わらないので、動画とテキストでの解説を見ながら、しっかりステップで学んでいきましょう。

 

 

STEP1. 回転をしてみる

クイックターンの習得で、最初に苦労するのが回転する、という事。

動画でも2分ころから練習が解説されていますが、まずは回転するということだけ練習しましょう。

クイックターンにおいて、初心者の方が良くある、「鼻に水が入ってしまって怖い」というのもこれで解消することが多いです。
上に向いてしまっている状態が長いと、鼻に水が入ってしまうので、素早く回りましょう。

また、速いターンを身に着けるためにも、このテクニックは外す事ができません。

ターンの時に気をつけをした状態で、手をばんざいするような形で水を押します。
そうすることで、身体を回転させやすくすることができます。

rollingなかなか回転が素早く出来ない人はこの部分を強化すると良いでしょう。

動画内でも行われていますが、手とドルフィンキックをタイミング良く合わせてやることスピーディーに回ることができます。

小さく回るためのコツ

ターンは大きく回るとダイナミックですが、試合結果には直結しません。

試合で使えるようにするには素早く回転する必要があります。
その為に身体を小さくして回りましょう。
turn_roll

当然身体が大きくなれば回るための力も距離も大きくなる

陸上でシュミレーションしてみる

馬鹿にする方が多いのですが、これは非常に重要です。

最初にイメージを脳内に焼き付けるといいましたがそのイメージと身体の感覚を繋ぎ合わせていくのが陸上でのシュミレーションの意味となります。
そのため、どのタイミングで身体をどう動かしたらよいかを目でみて頭で理解し、陸上でタイミングを掴んでいくということが非常と重要になります。

STEP2. 泳ぎの流れでターンをする

続いて先ほどの動きを泳ぎの中に組み込んでいきます。

まだ”壁を蹴らなくてOK”です!

壁を蹴ろうすると、どうしても回転が遅くなってしまう人が多いので、泳ぎのまま先ほどの動きに合わせていきます。

泳ぎの流れを止めずに回転できるようになったら次のステップに進みましょう!

STEP3. 壁を蹴る位置を確かめる

当然ながら、ターンをするときには、適切な位置を見つけなければいけません。

そうでないとターン後の壁キックがうまくいかず、うまく加速出来ないからです。
近すぎると壁にかかとをぶつけてけがをしてしまったり、壁を蹴れずに失格になってしまうケースがあります。

5mラインから何ストロークしたら、回転するかをやってみるのが一番おすすめです。

良く普段練習している所の床の線などを基準にやっている方がいますがそれは要注意です。

何故なら試合で使う時は普段やっている線が無いため、試合当日焦ってしまうからです。
その為、5mラインを基準としてターンの位置を見定められるようになりましょう。

STEP4. 壁を蹴る

壁を蹴る時の姿勢は、上向きでも横向きでもどちらでも大丈夫です。

下まで向こうとすると回転するのに時間がかかってしまうので、上向きか横向きにしましょう。

また、意外と知られていない壁を蹴る時のベストな足の位置です。

動きとしては、陸上で高くジャンプをしようとするときの動作同様にやればOKです。
足幅が開きすぎていないか、膝を曲げすぎていないか、膝の曲げが浅すぎないかを確認するようにしましょう。

 

STEP5. 浮き上がりに向けたキック

ターンし、壁を蹴った後にすぐキックを打ち始めようとする方がいますがこれはNGです。

壁を蹴った後はキック単独で進むスピードよりも早いので、キック単独のスピードと同様になるくらいまで待ちましょう。
スピードが早いときにキックをうってもそれは抵抗にしかなりません。

タイミングを掴む事はなかなか難しいですが、しっかりとタイミングを掴めると早くなれますよ。
また、最初のキックは大きくならないように注意しましょう。

上級者向けのテクニック① 前後で手を使う

先ほどの解説では両手を気を付けした状態から動かすように伝えていましたが、上級者は手を前後に位置した状態からターンをします。

画像で説明するとこういった感じです。

上級者がクイックターンで速く回るコツ

フリーなどで泳いでいる時の泳ぎの流れのまま泳げるため、ターンを素早くすることができます。

腰側の手はあまりかきすぎず、抑えるようにすると、回転後のストリームラインも取りやすい位置に置くことができます。

上級者向けのテクニック② 回る意識を楕円に変える

ターンをするときにはわかりやすいので「回る」というという言葉を使っているのですが、速くターンをする場合はこの回る意識を変えていきます。

具体的に説明するとこのような形になります。

ターンは楕円で素早く回る

回る、というと、どうしても右の図のように円を意識してしまいがちで、この円を小さくしようとしてしまいます。

しかし、円を小さくするというよりも、手足を小さく折りたたむシーンと伸ばすシーンを素早く動かす、楕円の動き、を身につけることで更に速く回ることができます。

回る時に素早く膝や股関節を曲げる意識を持つことで、この楕円の動きに近づくことができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回の記事ではクイックターンについて解説していきました。

しっかりと回れるようになったら、ターンインアウトのターン前後5mだけを練習していくことで試合で使えるクイックターンを身につけることができます。

  • ターンインの時にスピードを落とさずターンの局面に入れているか
  • ターンアウトでしっかりと壁を蹴れているか
  • ターンアウト後の浮き上がりのキックの蹴りだしのタイミングがあっているか

余裕があったら、ターンインアウト5mのタイムを計ると楽しく練習できますよ!それでは!

関連記事①:【保存版】初心者脱出の為のクイックターンのコツ
関連記事②:クイックターンが上手くできない人の為の練習方法

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、クイックターンを5ステップで習得する考え方を説明しました。クイックターンを上達させ、更なるベストタイムを目指しましょう!

最後にトレシェアというサービスの紹介です!

トレシェアでは、日本代表選手が行っているメニューやドリル練習動画を定期的にアップしています。クイックターンのみならず、そのほかのテクニック習得方法についても網羅的に勉強することが可能です。

気になる方は是非こちらの紹介記事もご覧ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。