こんにちは、水陸両用トレーナーの橋本です。
みなさんはコアの安定性と胸郭・肩甲骨・肩関節の可動域が大きく関与していることをご存知ですか?
まずはこの3ヵ所とコアの状態がちゃんと機能的に働いているかをチェックしてみたいと思います。
ポイント① 脊柱のニュートラルをつくれるか?
脊柱(背骨)には生理的な湾曲がありキレイなS字カーブが理想です。その状態がコアが最も働きやすいニュートラルポジションです。まずはこのニュートラルポジションが作れるかが問題です。姿勢が悪く、硬くなっていると厳しい方も出てくるのでは?
ポイント② 脊柱のニュートラルを維持できるか?
両手を頭上まで持ち上げたときに脊柱は動かず安定したままが理想です。少し動きそうでも腹部を締めることでニュートラルをキープできればOKです。胸椎や胸郭が硬いと腰椎が代償を起こしてしまうケースはとても多いです。
ポイント③ 腕の高さよりコアの安定を優先に!
腕は高く上がればよいというものではありません。腕を上げることによって体幹(コア)が犠牲になって泳いでいるとパフォーマンスを下げたり、腰痛や肩痛を引き起こします。四肢末端の動きにばかり意識が行き過ぎると中心部(体幹)の動きが出来ていないことが多いので見直してみましょう。
◇評価の基準◇
4点・・・脊柱・コアを安定させたまま両腕を持ち上げられる。
3点・・・コアをしっかり締めれば何とか持ち上がる。
2点・・・腕を持ち上げるとどうしても腰が反ったり、肋骨が押し出てしまう。
1点・・・そもそもニュートラルポジションが作れない(´・ω・`)
私は水泳以外にもアスリートの指導をしていますが、水泳は少し特殊です。支持点の無い水に浮かんでバランスをとるには重心や正中軸が安定していることが必須です。重心や軸が安定せずに手先足先を激しく動かせば前進はしますが効率は良くないでしょう。
次回はコアの安定性を引き出すトレーニングを紹介します。