【競泳水着レディース】試合用水着の選び方とおすすめ人気モデル10選

レディース競泳水着の選び方

本記事では試合用(レース用)水着の購入でどの水着を買えばいいのか迷っている方向けに、選び方とおすすめの人気モデルをランキング形式でご紹介いたします。
ぜひ最後まで読んでいただき、少しでもご自分にフィットした競泳水着をお選びください!
(フィットネスでの着用や、練習用水着をお探しの方はこちらを参考にしてください。)

 

 

競泳水着の形状


まず、レディーズ競泳水着の形状は大きく分けて「セパレートタイプ」「ハイカットタイプ」「ハーフスパッツタイプ」「ロングスパッツタイプ」の4種類があります。
それぞれ簡単に特徴を解説していきます。

 

 

セパレートタイプ

上下が分かれたタイプで、トップスとボトムスを別々に着脱可能なのが特徴です。
おしゃれなデザインも多く、体型カバーの効果もあります。
しかし、フィットネスクラブで軽く泳ぎたい方にはおすすめのタイプですが、水の抵抗は大きいため、本格的に泳ぐ方には不向きなタイプです。

 

 

ハイカットタイプ

上記のように太ももの付け根部分からカットされたデザインタイプのことです。
カットタイプの中でもハイカットが主流ではありますが、ハイカット、ミドルカット、ロウカットと若干角度が異なるタイプも存在します。
デザインも比較的おしゃれなものが多く、選手コースに通っている方や、練習頻度が高い方はこのタイプの中でも耐久性の高いものを選ばれると、コストパフォーマンスが高いです。

 

 

ハーフスパッツタイプ

こちらは胴体から太ももまでを覆うタイプの水着で、水の抵抗が少なく泳ぎやすいのが特徴です。
現在試合で最も着用率が高いタイプです。
こちらのモデルがレースで好まれる理由として、
 ・水の抵抗が最も少ないこと(基本的に素肌よりも水着の方が抵抗が少ないです。)
 ・大会公式規定を満たしていること(規定詳細は後述)
の2点が挙げられます。
各社毎年のように進化したモデルを発売していますが、すべてこちらのタイプになっております。
そのため、レースに出られる方はこちらのタイプをお選びください。

 

 

ロングスパッツタイプ

こちらは胴体から足首までを覆うタイプの水着です。
水着の面積部分が多いため、水の抵抗が少なく泳ぎやすいのが特徴です。
しかし、現在の大会規定を満たしていないことや着脱に時間がかかるため、競泳においてはあまり使用されていません。

 

 

 

公式大会規定


公式の競技会に出場する場合は、FINA(国際水泳連盟)が承認したラベル付きの水着を着用することが義務付けられています。
このFINA公認マークはヒップ部分に付いていますので、必ず確認をしておきましょう。
また、国際水泳連盟(FINA)規定として、下記4点が定められております。

 (1) 水着の形状(身体を覆う範囲)は次の通り。
  1)男子はへそを超えず、膝までとする。
  2)女子は肩から膝までとする。ただし首、肩を覆うことはできない 。
 (2) 素材は繊維のみとする。
 (3) 重ね着は、禁止。着用できる水着は一枚のみとする。
 (4) 水着あるいは身体へのテーピングは禁止とする。
 *https://www.masters-swim.or.jp/pdf/about/swim_news.pdf

公式の競技会においては、これらの条件を満たしていない水着を着用している場合、レースへ出場ができなくなってしまうため初心者の方はお気をつけください。

 

 

ロングスパッツタイプについて

「あれロングスパッツタイプで試合に出ている人を昔テレビで観たよ?」と疑問を持った方もいらっしゃると思いますので、少し補足させていただきます。
2008年頃から、足首にかけてまで覆われているラバー素材のロングスパッツタイプ水着を多くの選手が試合で使用していました。
代表的なモデルとして、speed社のレーザーレーサー(LZR Racer)などは有名かと思います。(いわゆる高速水着)

しかし、あまりにも水着の性能が高く、この水着を履かないと不利になってしまうという問題にまで発展しました。
また、水着にばかり注目が集まり、水泳という競技の意義自体が問われることになったのです。
そこで、再度「選手が主役の競技である」という意識のもと、2010年から今の規定が適応され、実質的にロングスパッツタイプの高速水着を試合で着用することは禁止となりました。
そのため、近年試合でロングスパッツタイプの水着を見かけることはなくなったのです。(もちろんフィットネス用であれば着用可能です。)

 

 

水着を選ぶ基準について

結論として、全員が全員この水着がいいというものはありません。
水泳選手が着用している水着も多種多様で、合う水着というものは人それぞれ異なります。
また、各メーカーは独自の理論の元開発を行っていますので、それぞれ特徴を把握した上で検討してください。
しかし、一点だけ購入前に確認していただきたいポイントがございます。
それは「その水着がどのくらいの距離を泳ぐのに適した水着であるのか?」ということです。
例えば、短距離向けのモデルは中長距離向けのモデルと比べると比較的締め付けが強く、キック力を上げるための工夫がされているものがあります。
逆に中長距離用は、一定の締め付けは残しつつも、足が動きやすい柔軟性のあるものが多いです。
そのため、自分が得意とする距離は短距離なのか中長距離なのか?どちらのレースが多いのか?ということを念頭においていただけると、選択ミスが減ります。

 

ハーフスパッツタイプのおすすめ人気モデル10選

前置きが長くなってしまいましたが、ここからは実際にレースで着用する際におすすめの競泳水着10着をご紹介いたします。
今回は”レースで少しでも好タイムを出す”ということを目的としたものになっておりますので、水着のタイプはすべてハーフスパッツで選びました。
またこちらの10着はFINA公認マークがついていることを前提としており、水の抵抗を低減する工夫がされていることと現在のトレンドを重要視した上で、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど各ECサイトのレビュー評価(2021年5月22日時点)を参考に選びました。

 

 

10位【asics】<TOP iMPACT LINE RAiOglide2>

向いている距離 中・長距離向け
サイズ 2XS・XS・S・SM・M・ML・L
カラー 003(パフォーマンスブラック)
402(フレンチブルー)
素材 表地 本体/ナイロン68%・ポリウレタン32%
表地 切替部分/ナイロン60%・ポリウレタン40%
裏地/ナイロン70%・ポリウレタン30%

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asicsのTOP iMPACT LINEモデル最新作の1つ。
スイマーの姿勢を『一直線』に保ち、流水抵抗の低減を追求する『CORESTINGER』機能を搭載しています。
特徴としては、
 ・骨盤前傾サポート:腰回りの着圧設計により骨盤を前傾、抵抗低減姿勢をサポート
 ・脚部内転サポート:脚部のパターン設計と内腿に配したサポートラインの張力で両脚を閉じた状態に保ち、抵抗低減姿勢をサポート
これらにより筋肉のブレを最小限に抑え、水流を整えて軽快な泳ぎへと導きます

 

9位【arena】<POWERSKIN CARBON AIR2>

向いている距離 中・長距離向け
サイズ SSS・SS・S・M・L・O
カラー BKBG
BUGY
素材

【表地】
・ナイロン65%
・ポリウレタン34%
・ポリエステル1%

【裏地】
・ナイロン65%
・ポリウレタン34%
・ポリエステル1%

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太ももをしっかりサポートし、筋肉のブレ抑制と低抵抗を実現しています。
特徴としては、カーボンバンドが水平に配置されたCarbon-Airと同様の生地を採用しており、水着伸長時の横方向へのパワーを”カーボンバンド”がホールドし、コンプレッション効果を発揮します。
また、前モデルと比べて2つの機能を改良しております。
 ・裏地を3枚のパネルに分けることによって、動きの自由度を向上させるとともに、軽量化も実現
 ・1枚構造にすることで、縫製部の圧力を軽減することができ、着用時の着心地を向上

 

 

8位【speedo】<FASTSKIN LZR Pure Valor>

向いている距離 マルチ
サイズ 20(SS)・22(S)・23(M)・24(L)・25(O)
カラー K:ブラック
素材 ナイロン65%・ポリウレタン35%

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日本を含むアジア、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの世界の トップスイマー330名以上の協力を得てSpeedo Aqualabによって開発された最新トップレーシングモデルです。
腹部の二重構造の面積が拡大することでスイマーの水中姿勢や体幹の安定性を高めました
また、脚の内側に設計されたインナーレッグシームによって脚部の筋肉をサポートします。
適度な着圧を好むスイマーや複数種目に取り組むスイマーや長距離スイマーにおすすめです
カナダ出身で100m背泳ぎ元世界記録保持者のKylie Masse選手着用モデルです。

 

7位【mizuno】<GX SONIC5 MR>

向いている距離 中・長距離向け
サイズ 2XS・XS・S・M・L・XL
カラー 20:オーロラブルー
素材 本体【SONIC LIGHT-RIBTEX UW】

(ナイロン65%・ポリウレタン35%)

前腿部・肩紐部【SONIC LIGHT-RIBTEX S-UW】
(ナイロン68%・ポリウレタン32%)

裏地
(ナイロン65%・ポリウレタン35%)

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mizunoのGX SONICシリーズの最新モデル。
最先端技術で撥水性能を高めることでさらなる水中軽量を実現し、水中軽量感は前モデルと比較して20%UPしました。
また、クロス状サポートラインで強靭なアップ&ダウンキックの実現と、腹部の落ち込みを防ぎ、よりフラットな姿勢の保持をサポートします。
4泳法や長い距離でも足を動かしやすく、軽さを追求した中長距離向けのマルチレーサーモデルです。
長水路100m平泳ぎ日本記録保持者(2020年5月22日時点)の渡部 香生子選手着用モデルとなっております。

 

6位【speedo】<LZR Racer J >

向いている距離 短距離向け
サイズ SS・S・M・L
カラー RE:レッド
BL:ブルー
VI:ヴァイオレット(2019年春夏モデル新色)
素材 ?ナイロン70%・ポリウレタン30%

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speedo社のレーザーレーサーモデルの短距離向けモデルです。
低抵抗で平滑性と強度のある独自の縫製技術であるスマートシームを採用し、従来のシームと比較して平滑性を約12%向上させています。
柔らかい肌あたりで優れたフィット感と快適性を実現し、肩甲骨の動きを制限しにくく腕を回しやすい設計になっております。
また、主にニースキンにより、太ももの筋肉のブレをホールドサポートします。

 

5位【arena】<AQUAFORCE ULTIMATE MF>

向いている距離 中・長距離向け
サイズ SSS・SS・S・M・L・O
カラー NVBU:ネイビー×ブルー×イエロー
素材 ?【アクアフォースFフィルム】
ナイロン64%・ポリウレタン36%

【アクアフォースフィルム12】
ナイロン66%・ポリウレタン34%

【アクアフォースKフィルム】
ナイロン72%・ポリウレタン28%

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arena社のAQUAFORCEモデルの1 つ。
パーツの前身頃部分は縫製のない1パーツで見頃を構成する事で、泳動作時の素材の伸びを妨げず約20%軽量化。(AQUAFORCE LIGHTNING FLEX TYPE 比)
水着の裏地を分割したセパレート構造は、胸の着圧が低減されて、水中で肩やの動きや呼吸を自由にします

 

4位【arena】<ULTIMATE AQUAFORCE X MF>

向いている距離 中・長距離向け
サイズ SSS・SS・S・M・L・O
カラー SBLU:Sブルー×イエロー
素材 ?【アクアフォースFフィルム】
(ナイロン64%・ポリウレタン36%)

【アクアフォースフィルム12】
(ナイロン66%・ポリウレタン34%)

【アクアフォースKフィルム】
(ナイロン72%・ポリウレタン28%)

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第5位に続き、arena社のAQUAFORCEモデル最新作がランクインしました。
身体の動きに追随する軽量な水着を追求し、前モデルでは切り替えを入れていた身頃部分を、身頃に切り替えのない1パーツで構成しました。
股関節の可動域を確保できるように股関節部分の着圧を約13%軽減(DISC調べ)し、より動かしやすくなりました。
ウエストおよび臀部にパワー素材の裏地を配置することで、着用時の体幹をサポートすると共に臀部の筋肉のブレを抑えます
短水路200mバタフライ日本記録保持者(2020年5月22日時点)の長谷川涼香選手着用モデルとなっております。

 

3位【mizuno】<GX・SONIC V ST>

向いている距離 短距離向け
サイズ 2XS・XS・S・M・L・XL
カラー 20:オーロラブルー
素材 ?本体【SONIC LIGHT-RIBTEX UW】

(ナイロン65%・ポリウレタン35%)

前腿部・肩紐部【SONIC LIGHTS-UW】
(ナイロン68%・ポリウレタン32%)

裏地
(ナイロン65%・ポリウレタン35%)

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第7位にも入っているmizunoのGX SONICシリーズ最新モデルです。
こちらは短距離種目を専門とするスプリンターモデルとなっております。
筋肉の凹凸をフラットに補正し、筋肉のブレ・揺れを軽減するホールド感を実現しており、開脚時の違和感を感じさせない仕様になっています。
またSTモデルと同様に、クロス状サポートラインで強靭なアップ&ダウンキックの実現と、腹部の落ち込みを防ぎ、よりフラットな姿勢の保持をサポートします。

 

 

2位【arena】<ULTIMATE AQUAFORCE X CP>

向いている距離 短距離向け
サイズ SSS・SS・S・M・L・O
カラー SBLU:Sブルー×イエロー
素材 ?【アクアフォースフィルム12】
(ナイロン66%・ポリウレタン34%)

【アクアフォースFフィルム】
(ナイロン64%・ポリウレタン36%)

【アクアフォースKフィルム】
(ナイロン72%・ポリウレタン28%)

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第4位にも入っている、arena社のAQUAFORCEモデル最新作です。
こちらは短距離向けのモデルとなっております。
グリップ力を高めた新たなテープを使用することで、摩擦力を高め、水着と身体のずれを軽減し、前モデル「アルティメット・アクアフォース CP」と比べ、キック力が約11%アップ(筑波大学調べ)しました。
さらに、テープの位置を臀部らからハムストリングにかけてY字に配置することで水中での足のポジションをコントロールします。
また、NEWグリップテープは表面にポリウレタンを絡ませることで摩擦力を高め、水着と身体のズレを軽減させます。
2016年リオデジャネイロオリンピックで400m個人メドレー日本新記録樹立者の清水咲子選手着用のモデルです。

 

1位【mizuno】<GX SONIC4 MR>

向いている距離 中・長距離向け
サイズ 2XS・XS・S・M・L・XL
カラー 27:ブルー
素材 ?【SONIC LIGHT-RIBTEX 2S】
(ナイロン62%・ポリウレタン33%・ポリエステル5%)

【SONIC LIGHT-RIBTEX 2】
(ナイロン65%・ポリウレタン35%)

【SONIC LIGHT US】
(ナイロン68%・ポリウレタン32%)

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第3位と7位にもランクインしているmizunoのGX SONICシリーズの前作です。(5が最新モデル)
表面凹凸に微細な縦溝を施すことで、GX SONIC3と比較して摩擦抵抗約2.6%低減、約3.2%軽量化しました。(東洋大学調べ)
動的解析手法「筋骨格シュミレーション」により、裏地エリア設計とクロス状のサポートラインを採用しています。
MRタイプの特徴である下半身全体をサポートし、4泳法や長い距離でも足を動かしやすく軽さを追求している中長距離向けのマルチレーサーモデルです。
50,100,200m自由形、50,100mバタフライ日本記録保持者(2020年5月22日時点)の池江璃花子選手着用モデルです。

 

まとめ

今回ハーフスパッツタイプのレース用おすすめ競泳水着10着をご紹介しましたが、いかがでしたか?
最新作よりも前作の方がECサイト上人気があったモデルもあり、型落ちによる価格低下も影響しているかもしれませんね。
もちろん最新モデルが一番いいかというと、これも人によって変わります。
価格はもちろんですが、着心地なども重要ですよね。
しかし、各社技術の進歩は目覚ましく、毎年のように最新のモデルを発売しています。
そのため、好きなメーカーの情報を定期的に集めるのもおすすめです。