皆さん「バケットターン」ってご存じでしょうか?
バケットターンとは…
『背泳ぎから平泳ぎに切り替わるターンの名称』です。
今回の記事もYouTubeチャンネル「KAT-TV」で紹介している
「【水泳–バケットターン】初心者も選手も必見!オリンピアンにバケットターン技術について聞いてみた!【+練習方法】」
の動画を基に書いていきます!
オリンピアンの清水咲子さんが「練習方法」「ポイント」を解説してくれています。是非参考にしてみてください!
▼清水咲子さん プロフィール
・生年月日:1992年4月20日
・出身地:栃木県
・2016年リオデジャネイロオリンピック400m個人メドレー4分38秒06で8位入賞
・その他多数世界大会に出場
そもそもバケットターンとは?
個人メドレーで背泳ぎから平泳ぎに泳ぎが変わる際のターン動作のことです。
通常のタッチターンは頭を上方向へ持ち上げて動作を行いますが、バケットターンは頭を下方向へもっていき縦回転で回るようなターン動作になります。
バケットターンを習得できれば、通常のタッチターンよりも素早くターン動作を行えて平泳ぎの泳ぎ出しも早くなります!
バケットターンの練習方法
ターン直前の壁タッチ時に以下の2点を意識して練習していきましょう。
- 「脇が天井を向く」
- 「身体が横を向く」
初めてバケットターンを行うという方は、まずはこの2点を意識していきなりターンは行わずにタッチまででいいので、挑戦してみましょう!
また少し特徴のあるターンの為、視界がいきなり変わります。自分がどの向きに居るのか分からなくなることがあるので視界に慣れるという意味でも繰り返し行ってみましょう!
また、タッチ時に頭を下に入れながら回ることによって足が上にあがり素早い回転ができます。スタート台に水をかけるイメージで足を持ってくることも素早く回れるポイントになります!
より細かいポイントを下記に記載をしていきます。
バケットターンの3つのポイント
バケットターンのポイントを3つ紹介していきます。
ポイント①タッチをする前の最後のストロークを力強く
多くの方は壁が近づくとタッチを合わせようとストロークが弱くなってしまいます。5mフラッグから何ストロークで壁に着くか調べて自信を持ってターンに向かいましょう!
スピードが出たままターンをすることにより回転の速さに繋がりタイム向上につながります。プールの壁にある十字のポイントまで頭を入れながらタッチするとより素早く綺麗に回れます!
ポイント②壁の上の方を蹴る!
壁は水面近くの位置から斜め下方向に蹴るようにしてみましょう!これにより自分が泳いできた波を避けて平泳ぎの「ひと掻きひと蹴り」を行うことができます!
真っすぐに蹴ってしまうと波にぶつかって、せっかくの壁蹴りのパワーが台無しになってしまいますね…
自分のベストな位置を探してみましょう!また壁の上側を蹴ることで、ターン後に深く潜れて「浮力」を使って浮き上がることができるんです!
「浮力」を使うことによって楽に浮き上がることができてスピードも落ちないので絶対に抑えておきたいポイントです!
ポイント③バケットターンは完璧にしてからレースへ!
バケットターンは習得すれば速いターンですが、できないとただ苦しいターンで失格になってしまうこともあります。
日本選手権決勝クラスでもレースになると失敗してしまうこともあります。練習を重ねて完璧にしてレースに挑みましょう!
バケットターンの注意点
次にバケットターンの注意点です。2つ紹介していきます。
注意点①タッチを合わせにいってしまう
タッチを合わせにいってしまうと通常ストロークよりも弱くなってしまいます。
減速してからのターンは大きなエネルギーを使ってしまいます。壁に向かってスピードを上げていく意識で取り組んでいきましょう!
注意点②脚が水中で回ってしまう(横回転)
水中という抵抗が大きくかかるところでターン動作をしてしまうとエネルギーを使いますし動きも遅くなってしまいます。脚が水中で回ってしまう「横回転」を行ってしまうとポイント②で上げた壁の上を蹴ることができないですね。
脚を上に持ってこれるようにしましょう!
まとめ
今回は清水咲子さんに「バケットターン」の3つのポイントを紹介しました。現在背泳ぎから平泳ぎのターンを「タッチターン」で行っている方は是非この記事を参考に
「バケットターン」に挑戦してみてください!動画内ではお手本映像、悪い例を交えながら紹介していますのでより細かく動作を見たい方は動画もご覧ください。
今回の記事が参考になった方は是非是非「KAT-TV」のチャンネル登録もお願いします!
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はバケットターンのコツを説明しました。バケットターンを今よりも上達させ、更なるベストタイムを目指しましょう!
最後にトレシェアというサービスの紹介です!
トレシェアでは、日本代表選手が行っているメニューやドリル練習動画を定期的にアップしています。足を沈ませないコツのみならず、そのほかのテクニック習得方法についても網羅的に勉強することが可能です。
気になる方は是非こちらの紹介記事もご覧ください。
紹介記事:日本代表選手のメニューが見られる!?新サービス『トレシェア』とは?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
KITAJIMAQUATICSインストラクター募集!
KAT-TV運営のKITAJIMAQUATICSでは、水泳インストラクターを募集しております。
インストラクター経験は問いません!インストラクターとしての研修を『1』から受けていただけるので安心して現場に立つことができます!
水泳が好きで水泳に関わる仕事がしたい、コミュニケーション力を伸ばしたい、という方大歓迎!
詳しくはこちら↓