【水泳-平泳ぎ】上級者向け。キックとストロークのタイミングを練習方法3選

平泳ぎは4泳法の中で一番抵抗のかかる泳ぎ。中々進まないと悩む方も多いのではないでしょうか。

これまで、手の動かし方やキックの仕方など、それぞれの動作の練習をしっかりと頑張ってきたのに

スイムになると思うように泳げない、進まないというお悩みをお持ちの方、もしかしたらそれは手と足のタイミングに原因があるかもしれません。

今回は手と足を動かすタイミングについてのコツと、そのためのドリル練習をいくつかご紹介していきます。

ぜひ最後までご覧いただき平泳ぎ上達に向けて練習に取り組んでみてください!

タイミングの取り方

平泳ぎは抵抗の大きい種目になるので手と足を動かすタイミングが非常に重要になってきます。

まず手の動作について、平泳ぎは唯一手を掻いた後に前に戻す動作(リカバリー動作)を水中で行うため、手を戻す動作にとても抵抗がかかります。

このタイミングで水を蹴りだしてしまうと、前に進みたいキックと抵抗をかけている手の動きが合わさってしまって進みづらい泳ぎになってしまいます。

なので理想のタイミングは、しっかりと手を戻した上でキックに入ることがポイントになります。

▼理想のタイミングイメージ①:手を戻すタイミングに足を引き始める

▼理想のタイミングイメージ②:手を前に戻しす時に合わせてキックを蹴る

さらに言うと、体重が前に乗るタイミングでキックができるとさらにキックの力を推進力に変えることが出来ます。

うまく体重移動させるためには、蹴りだすタイミングで身体がしっかりと前に倒れていることが重要になるので意識的に行っていけると良いでしょう。

悪いタイミングの例

悪い例では手と足が一緒に動いてしまっています。

▼悪い状態のイメージ:手で水を描いている時にキック動作を始めてしまう

このタイミングでキックをすると抵抗が大きくかかってしまう泳ぎになるので、しっかりと手を掻き終わった後でキック動作に入るという意識を持って泳ぐようにしましょう。

ドリル紹介

先程ご紹介した理想の状態を作る為に、3種類のドリル練習をご紹介していきます。

①ドル平

ドルフィンキックで泳ぐ平泳ぎになります。

ドルフィンキックはバタフライのうねるような動きを行うため、キックで前に体重を乗せていくことにとても適しています。

▼ストロークが終わるタイミングでキックを始める

▼手が前に戻ったらキックを打ち込む

平泳ぎのキックは引きつけてから後ろに蹴りだす前後の動きが大きいので重心移動は感じにくいです。

対してドルフィンキックではダウンキック、アップキックを使った上下の動きになるのでドルフィンキックを使いながら平泳ぎを泳ぐことで重心移動の感覚を掴みやすくなります。

また、ドルフィンキックにはタイミングを取りやすいというメリットもあります。

平泳ぎのキックは一つ一つのモーションが大きく時間がかかるのに対し、バタ足やドルフィンキックは上下の動作でモーションも小さいのが特徴です。

このように小さいがゆえにタイミングを合わせやすくなっているので泳ぎのタイミング練習としても有効です。

注意すべきポイントとしてはうねり動作になるので、潜りすぎてしまうと良くないです。

リカバリー後、指先が下に落ちないように真っすぐ前に伸ばして、そのまま推進力に繋げていけると良いでしょう。

② 2キック1プル

2回キックをした後、1回ストロークをします。

キック~ストロークのタイミングを正しく取り

繋ぎの部分をスムーズに行っていくためのドリルになります。

キックとストロークのタイミング、呼吸のタイミングにも活きてくるため幅広い部分に効果的な練習となっています。

ドル平とは異なり、2キックになるのでストローク後に深く潜ってみてください。

▼深く潜るイメージ

ポイントとしては、1回目のキックの推進力と2回目のキックの推進力がそれぞれ止まらないように

タイミングを取ってキックを打つようにしていきましょう。

伸びすぎてしまって毎回のキック後に止まってしまうと、スイムの動きにつながりが出ない為

必ずキックの推進力が無くなる前に次のキックを打てるよう意識して取り組んで行きましょう。

③ 2プル1キック

2回プル動作を行った後、1回キックを打つ動作になります。

1回目のプルでは足を動かさないように我慢して伸ばしておき、2プル目で次のキックに繋げていきます。

▼我慢して伸ばす

泳ぎの最中に焦ってしまうと、手を動かしている途中で

足を動かしたくなってしまうのでそれを矯正するためのドリルとなっています。

1回目のプルの後に足を動かさずに伸ばしておくことが非常に大切になってくるので我慢すること、

また、2回目のプルの後に体重が前に乗ったタイミングでキックを入れること、

以上2点を意識しながら取り組んでいきましょう。

ただし、どうしても足が沈んでしまう方はプルブイを挟んで行ってみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は平泳ぎで手と足のタイミングを取るためのポイントについてご紹介してきました。

ポイントは手と足をしっかり分けて動かしていくことです。

ここのタイミングがずれてしまうと抵抗の大きな泳ぎとなり、進みづらい平泳ぎになってしまうので

紹介した3つのドリルにも取り組みながら平泳ぎのタイミングをしっかり掴んでいきましょう。

より細かく動作を見たい方は動画内もご覧いただき、一緒に取り組んでみてください。

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