オープンウォーターの試合に出て、上手く泳げない原因とは?2つのポイント

暑くなってきましたね。
夏本番というところでしょうか。


読者の方からOWS(オープンウォータースイミング)について質問が来ました。
「海でウェットスーツを着ると身体が浮くから泳ぎづらいのですがどうしたらいいですか?」
今日は、ボディポジションの話です。


水着で身体が浮きやすさが変わる

先ほどの質問では、いつもプールで泳ぐのと違うポイントが2つあります。
それは、水着(ウェットスーツ)
まずは水着から解説していきましょう。


ウェットスーツの素材は、素材内部に気泡をためていることが多く、要するに空気なので浮きやすいのです。
通常の水着はそんな浮力を持っていませんので、ウェットスーツに着替えたときに浮きやすい!と感じるんですね。

海は身体が浮く

意外と知られていないのがこれ、海で身体が浮きやすいということ。
プールの水は、真水ですが、海の水は、塩水です。
塩分が含まれていると、比重が大きくなるんですね。
細かい説明は抜きにしてしまいますが、まぁ浮きやすいのです。


皆さんの多くはプールで普段練習をしていると思いますが、若干ですが環境が異なるのですね。
ここの部分は、注意をしておかないと、水着の違いと同様になぜか上手く進まない、ということになりかねません。

本番のように泳ぐ練習をしよう

海水で練習することはなかなかできませんが、実際にウェットスーツで泳ぐような練習をすると良いでしょう。
とはいえ、スイミングプールでウェットスーツってなんか恥ずかしいですよね。
本当は本番用のウェットで泳いだほうがいいのですが、それが嫌な場合は、練習用水着を活用しましょう。


OWSにも使える練習用水着
元々、競泳用のボディポジションを高めるための練習用水着だったのですが、OWSの方に着せたときに
「ウェットスーツに着ているときに感覚が似ている」
という言葉を頂き、勧めている練習方法です。


商品としてはハーフスパッツの水着なのですが、ウェットのように凄く浮きやすい素材を使っています。
当然競泳用の練習用として使ってもいいのですが、OWSの本番と同じような練習をするという意味でも効果的です。


種類がいくつかありますが、スイムメディア的には、3mmが一番ベーシックだと思います。
ウェットの浮力(≒厚さ)にもよりますが、一旦3mmが一番汎用性があると思っています。


是非、OWSでも記録が出ますように!もちろん、競泳もやりましょうね!
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この記事は、youtube内『swim smooth』様の貴重な動画を引用させて頂き、解説しております。
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