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「小学生のジュニア選手に、パドルやフィンを使ったトレーニングを行うべきか悩んでいる。」
「そもそもジュニア選手の練習にパドルやフィンを使う目的がよく分からない。」
という方はいらっしゃいませんか?
そんな方向けに、ジュニア選手がパドル・フィンを使う際の注意点や、使用目的をまとめました。最後にジュニア選手向けにおすすめのパドル・フィンも紹介していますので、気になる方は、是非ご覧ください。
パドル・フィンがなぜ必要なのか?
まずはアイテムについての前提情報を揃えましょう。そもそも何故、パドルやフィンが練習で必要なのか?という基礎的な点も含めて見ていきましょう。
パドル
スイムやプルの練習時に手につけるアイテムです。使用目的は、大きくは以下の2つです。
- 腕にかかる負荷を上げて筋力を強化する
- 水をキャッチする面積を増やし、ストロークで生む推進力の感覚を養う
筋力強化ができて今よりも進むストロークを手に入れたり、フォーム練習でパドルを付けて、手に水が引っかかる状態で行うことで、改善点をより意識しやすくなったりしますね。
フィン
次にフィンです。スイムやキックの練習時に手につけるアイテムです。使用目的は、大きく以下の2つです。
- 足にかかる負荷を上げて筋力を強化する
- キックの推進力を上げて、高いボディポジションの感覚を養う
筋力強化ができて今よりも進むキックを手に入れたり、スイムのフォーム練習でフィンを履き高いボディポジションで行うことで、良いフォームを身体に覚えさせることができますね。
ジュニア選手向けアイテムの選び方
先述の通り、パドルとフィンは使用することで練習効果を上げることができます。
これはジュニア選手の練習でも同様です。なので、ジュニア選手の練習でもパドル・フィンを活用をしていけるとより良いです。
ただ、小学生のジュニア選手がパドルやフィンを使う際には注意が必要です。注意したいポイントは、腕や足への負荷が上がるので、過負荷による故障リスクが上がる点です。
次からは、ジュニア選手が使う場合の注意点と、注意点を踏まえたアイテム選びのポイントをみていきましょう。
パドル
ジュニア選手向けにパドルを選ぶときは、サイズが小さいものを選びましょう。そうすることで、腕・肩関節にかかる負荷を適切にできます。
以下のパドルがおすすめです。
おすすめパドル
「ストロークメーカー」というパドルが、サイズ種類が多くおすすめです。
▼ストロークメーカー
学生までは紫パドル中学生以降にオレンジパドルを使っていくのが一般的かと思います。身体の成長に合わせて早く赤を使ったり、緑を取り入れたりされているスイミングが多いですね。
▼紫パドル
▼オレンジパドル
▼緑パドル
ジュニア選手のパドル使用にあたり
ここからは、筆者の主観と経験談にはなりますが、小さいパドルであればジュニア選手から早期に取り入れていくのは有りだと筆者は考えます。
なぜなら、ジュニア選手の手は小さいので、どうしてもパドルなしだとストロークで水を掴む感覚を養いにくいためです。
もちろん、一定レベルのストローク動作ができてからの活用が前提になりますが、パドルを活用しながら、正しいストローク動作を作っていく側面が、ジュニア選手の場合はあるかと考えています。
実際に筆者も小学校低学年くらいの時は、小さいパドルをつけてストロークの感覚を養い、その後にパドルを外して泳ぐ、という練習をしていました。
補足として少しでも参考になりましたら幸いです。
フィン
ジュニア選手向けにフィンを選ぶときは、フィン素材の固さを、柔らかいものにすることでジュニア選手にあった適切な負荷をつくることができます。
以下のフィンがおすすめです。
おすすめフィン
「ハイドロテック2フィン(ソフトタイプ)」というフィンが非常に柔らかくおすすめです。
▼ハイドロテック2フィン(ソフトタイプ)
ジュニア選手のフィン使用にあたり
故障リスクを減らすために、柔らかいフィンを選ぶことも大切ですが、フィンの使用開始時期を適切に選定することも同じくらい大切です。
ここでいう適切な使用開始時期とは「フィンなしの状態で正しいキックを打てるようになってから」です。
正しいキックのラインは、水中での蹴り込みがしっかりできている状態です。まずはフィンなしでこの状態を目指しましょう。
逆にダメな状態は、水面に足がでて水を叩いてしまっている状態です。このダメな状態で、フィンをつけてしまうと、腰を痛めてしまいます。なぜならフィンが付いた重い足を水面まで上げる動作が腰に負担をかけるからです。
なのでまずは、水面を叩かずに水中でしっかり打ち込こめる状態になることを優先しましょう。
正しいキックを打てるようになったら、フィンを検討していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、小学生のジュニア選手へ向けてパドル・フィンを使用するときの注意点を紹介しました。
特に小学生の時期は、中学生以降の土台を作る大切な時期です。将来の成長を見据えた適切な練習をすることが大切ですね。
関連記事:【水泳/ジュニアコーチ向け】小学生・中学生の練習メニュー作り2つのポイント。
また、全国でメダルを獲得しているジュニア選手は、どのような練習をしているのか?そのジュニア選手のコーチ陣は、どのような考えで練習を作っているのか?がわかる「トレシェア」というサービスがあります。
ジュニア選手を指導しているコーチや、親御さん向けに参考になる情報が盛りだくさんですので、気になる方は是非こちらの紹介記事もご覧ください。
紹介記事:日本代表選手のメニューが見られる!?新サービス『トレシェア』とは?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。