皆さんはクロールのストローク動作を行う際にどのようなことを意識しているでしょうか。
手を回すという動作でも、どのような意識でどのような動作を行うか、明確に決めて実行している方は多くは無いのではないでしょうか。
今回はクロールのの主な2種類のストローク動作について紹介していきます!
それぞれの動作にどのような特徴がありか、どのようなメリット・デメリットがあるのか、を詳しく解説していきますので、是非最後までご覧いただき実践してみてください!
それぞれのストロークの特徴
では、S字で掻くのとI字で掻くのとでどのようなメリット・デメリットがあるのか、それぞれの特徴を踏まえたうえで解説していきます。
S字ストロークの特徴
まずはS字のストロークについて見ていきましょう。
S字ストロークでは、手が入水してやや外側に広がった後、キャッチからプルにかけて
やや内側に掻いていき、フィニッシュにかけて再度外側に掻ききるため、
ストロークが文字通りS字を描くような軌道になります。
【上から見た画像】
【正面から見た画像】
S字ストロークはパワーが無くても比較的楽にストロークできるのが特徴です。
水を長く捉えることができるので、特に中長距離を泳ぐ際には効率よくストローク動作を
行うことができます。
反面回転数が上がりづらく、短い距離でスピードを出すことは難しいです。
I字ストロークの特徴
I字ストロークでは、手が入水してからキャッチ動作、プル動作、プッシュ動作までが一直線の軌道を描くように動いていきます。
【上から見た画像】
【正面から見た画像】
I字ストロークのメリットとしては、腕の回転数が上がりやすい点があり、短い距離でスピードを出したいときに有効的です。
その反面、回転数を上げるためにパワーが必要なため、比較的水が重たく感じます。
スピードを出していくのに向いているため近年のトップ選手でもクロールをI字ストロークで泳ぐ選手が増えています。
どちらで泳ぐのが良いか
では、どちらのストロークで泳いだらいいか迷う方も多いかと思います。
基本的には、短距離でスピードを出して泳ぎたい場合はI字ストローク、中長距離で楽に泳いでいく場合はS字ストロークで泳ぐという考え方で大丈夫ですが、I字ストロークの方がやや上級者向けになります。
肘を上に向けてキャッチ動作が縦に入る方はI字ストロークは比較的やりやすいです。
肘を立てるために腕を内旋させる動作はある程度肩甲骨の可動域が必要であり、無理に腕を内旋しようとすると肩の怪我に繋がってしまいます。
腕の内旋が難しく感じる方はS字ストロークで泳いでいくと良いでしょう。
キャッチ動作をやや内側に向けて行いそこからプッシュにかけて外側にはらうようにして、S字を描くように掻いてあげましょう。
ポイントは無理なく正しくキャッチ動作できることです。
I字で泳ぎたいけど可動域に自信が無い場合はまずはS字ストロークで泳ぎながら肩甲骨のストレッチに取り組みましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はクロールのストロークのS字とI字について解説してきました。
簡単におさらいしていきましょう。
S字、I字はそれぞれストロークの際の手の軌道の形になります。
S字ストロークは楽に泳ぐことに向いており、長く水を捉えることができるため、中長距離を効率よく泳いでいくことができます。
回転数が上がりづらいことがデメリットになります。
I字ストロークは回転が上がりやすく、スピードを出して泳いでいくことに向いていますがキャッチ動作の際に腕の内旋が必要でやや難易度が高いです。
無理をすると肩の怪我に繋がるので、内旋動作が難しい場合はまずは肩甲骨ストレッチから
取り組んでいきましょう。
どちらの形でも正しく無理なくキャッチ動作ができることを大事にし、自分に合った動作を選択しましょう。
より細かく動作を見たい方は動画内もご覧いただき、一緒に取り組んでみてください。
今回の記事が参考になった方は是非是非「KAT-TV」のチャンネル登録もお願いします!
チャンネル登録はこちらより!
KITAJIMAQUATICSインストラクター募集!
KAT-TV運営のKITAJIMAQUATICSでは、水泳インストラクターを募集しております。
インストラクター経験は問いません!インストラクターとしての研修を『1』から受けていただけるので安心して現場に立つことができます!
水泳が好きで水泳に関わる仕事がしたい、コミュニケーション力を伸ばしたい、という方大歓迎!
詳しくはこちら↓