なぜバタ足が上手く打てないのか? その① 機能解剖から見る解説・評価編

こんにちは。水陸両用トレーナーの橋本です。

バタ足が苦手・・・。バタ足でスピードが出ない・・・。そんな方は周りにいませんか?

指導を受けても、練習してもなかなか改善できない人は、意外な盲点があるかも知れません。

そんな悩みの原因をチェックするエクササイズを1つ紹介します。

 



ポイント① コア(腹部)は安定しているか?

バタ足のコントロールが出来ていない原因に一番多いのはこのケースです。コアが抜けると腰が反り脚が水面に持ち上げられた状態になってしまいます。腰が必要以上に反らずにコアが安定していると腰が浮き、バタ足が打ちやすいポジションになります。

ポイント② お尻の筋肉は機能しているか?

バタ足で水中に打ち下ろした脚を戻す動きは、コアが安定している状態でお尻の筋肉が働く必要があります。コアとお尻が働かなければ腰の反りだけが強く入り脚が持ち上げられてしまうため、脚を打ち下ろせません。

 

ポイント③ 動作時に左右の傾き・開きは出ていないか?

動画では側面からの解説のみですが、脚を持ち上げたときなどに骨盤が左右にズレてしまったりしてもうまくお尻は使えません。どうしてもズレてしまう人は腹斜筋(脇腹の筋肉)や内転筋(内ももの筋肉)が機能していないことも考えられます。

11図1

ある程度の姿勢が保たれた上でコアが働かなければ、臀部は上手く機能せずにバタ足の馬力を制御することができません。つまりコアの安定が低く臀部も機能していなければ、太腿からのしっかりしたバタ足が打ちたくても打てないのです。この状態ではいくらバタ足を練習しても上達が困難になります。

 

次回はコアと臀部を同時に働かせるトレーニングを紹介します。