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【ハイパーベンチレーションのやり方】水泳の試合前に是非やりたいテクニック

皆さん、ハイパーベンチレーション(Hyper Ventilation)ってご存知ですか?
今回はトップ選手も行なっている呼吸法をお伝えします。

ハイパーベンチレーションとは

ハイパーベンチレーションとは、もともとはスキンダイビングの時に使われているテクニックでした。

スキンダイビングとは要は素潜りと同じで、より深く潜った方が勝ちという競技です。
当然泉水ですので、呼吸が重要になってくるため生み出されたのがこのハイパーベンチレーションになります。

この技術などを使ってなんと100m以上潜る選手もいるようです。
往復で考えると200m潜水・・・凄いですね。

ただ残念ながら正しい方法が世の中に広まっておらず、気絶するなどの痛ましい事件も起きてしまっています。
読者の皆さんは是非正しく理解してチャレンジするようにしてください。

ちなみに水泳界では、スイミング・ファステスト
というアメリカの超有名な本で国内でも有名になったそうです。

 

呼吸したくなる理由

いきなりですが、呼吸がしなくなる理由って何だと思いますか?

『酸素が足りないから』、そう考えた方は多いのではないでしょうか。
でも残念ながらこれは間違いです。

正解は、『二酸化炭素が増えたから』というのが正しいんです。
もっと正確に言うと『血中の二酸化炭素濃度が高くなったから』ということです。

なぜこんな話をしたかというと、この後ハイパーベンチレーションに進む前に知っていただきたいことがあるからです。

今回の呼吸法を習得することででは、意識的に『二酸化炭素濃度を下げられる』ことでノーブレス(無呼吸)の距離が長くでき、抵抗が減らせ、結果的に早くなることを目指しています。
ただし、『二酸化炭素濃度を下げられる』≠『酸素が不要』ではないので注意してください。

呼吸をしないと酸素が足りなくなるという状態が起きるということです。
ハイパーベンチレーションをやったからといってギリギリまでノーブレスをやろうとすると、二酸化炭素濃度があがるよりも前に酸素が足りなくなり、意識を失ってしまうのです。

大事なことは、極限まではやらないこと。
苦しくなったら呼吸しましょう。注意してくださいね。

ハイパーベンチレーションのやり方

少し前置きが長くなってしまいました。実際に方法を学んでいきましょう。

それは、深く早い深呼吸を5回~6回繰り返すというシンプルな方法です。
大事なことは、呼吸を深く行なうということで、大きく吸い、吐き切るということが重要です。

最後に

競泳はあくまでもスピードを競うのが勝負であって、どれだけノーブレスの距離が出来たかを争う競技ではありません。

呼吸を我慢して抵抗を減らしたとしても酸素が足りなくなると筋肉の活動も悪くなります。
あくまでもハイパーベンチレーションは、早くなるための”補助的な”呼吸法ですので、くれぐれも無理のない範囲で行なうようにしてください。