試合でベストを出すために前日やるべきこと

試合の日にしっかりと調子を整え、万全な体調で望むにはしっかりと前日から調整していく必要があります。
しっかりと満足した結果を出すために、前日から万全な状態にしていきましょう。

前日の練習

さて、前日の練習に特別なことをやらなければいけないと思っている人がいますがこれは違います。

試合の前日は、いつもより練習を少なくしましょう。7割程度で大丈夫です。
理由として、前日にハードな練習をしてしまうと体力が回復しないので、軽く流す程度にしておきましょう。

ただし、タイプ別で以下の練習を少し入れるようにしてください。

スプリンター

スプリンターの方は、短距離(12.5mなど)のスプリント練習を入れるようにしましょう。
ただし、多くても4本程度で終わらせ筋肉に刺激を入れる程度で終わらせましょう。

また可能であるならばスタート練習を2本程度入れましょう。
たまに物凄くスタート練習をしている方を見かけますが、翌日に残る疲労につながる可能性があるので要注意です。

ロングディスタンス

ロングディスタンスの方は、脈拍を上げる練習を入れましょう。
具体的には脈拍が160回~170回/1分間程度まで上がるようにします。

おすすめは50mを8本で徐々に上げ、最後2本くらいを高い脈拍でキープすると良いでしょう。
筋肉ではなく心肺機能に刺激を入れるようにしましょう。
年齢によって、脈拍がそこまであがらない場合もありますので注意しましょう。

前日の食事

試合前日の食事には、何を食べたらいいでしょうか。
カツ丼?そんなもの食べても速くはなれません。

前日には、脂分などをなるべくさけ、消化の良いものを食べましょう。
サラダなどの食べすぎは要注意です。

主に炭水化物とたんぱく質、ビタミンを取るように意識しましょう。
また寝る3時間前までに食事を終わらせましょう。

関連記事:水泳選手の食事。知っておくだけで変わる「速くなる為の栄養補給」とは?

前日の寝る前に

前日の寝る前にぜひともやってほしいことがあります。
それは、トップ選手の同じ距離のレースを2回見ることです。

前日などは緊張して寝れないなんてこともありますが、トップ選手の泳ぎを見ることで脳内に良い泳ぎのイメージが残ります。
自分が泳いでいるあまり参考にならない泳ぎの場合、駄目な泳ぎが脳内にイメージとして残ってしまいます。

これは大きな違いですので、ぜひともチャレンジしてみてください。

試合でベストを出すための当日の動き方』に続きます。

最後に

今回は、食事から専門距離に適した前日練習の内容まで網羅的に紹介させていただきました。

他の選手が「どのような前日練習を行っているか」や「試合前日の食事で栄養をとる時にどのような考えに基づいて行動しているか」など、もっと他の選手が考えていることを具体的に知りたい!という方には、トレシェアというサービスもおすすめです。

気になる方は是非こちらの紹介記事もご覧ください。

紹介記事:日本代表選手のメニューが見られる!?新サービス『トレシェア』とは?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。