【水泳-クロール】正しいローリングを身につける5つの練習

クロールを泳ぐ際にローリングを意識できていますか?

ローリングは正しく行うことが出来れば、身体全体を使って水を掻くことができるなど利点があるのですが、

俗に言うオーバーローリングと言ってローリングをしすぎてしまうとデメリットが大きくなってしまいます。

今回はローリングを行う際の注意点と、正しくローリングを行うための練習方法についてご紹介していきます。

是非最後までご覧いただき、普段の練習に取り入れてみてください!

オーバーローリングの注意点

では実際にオーバーローリングの動きを見ていきましょう。

骨盤のあたりを見ていただくと毎回大きく動いているので、ローリングしたところから反対側まで戻ってくるのに

すごく時間がかかってしまっています。

▼オーバーローリングの状態1:お尻の半分が見えるくらい骨盤が傾いている

▼オーバーローリングの状態2:両方の腰が見えるくらい身体が傾いている

こうなると回転が上がってこないので早いピッチで泳ぐのが難しくなります。

また、キックの部分に着目すると、ローリングするたびにキックがいろいろな方向を向いているので

安定したキックが打てていません。

キックが止まってしまう原因にもなるので、なるべく同じ面に安定してキックを打てるように

下半身の動きは適切な範囲で抑えられた方がいいでしょう。

正しいローリング動作に繋がる練習法法

今回は、陸上練習と水中練習を5種類ご紹介していきます。

1.椅子に座ってローリング練習(手を伸ばす)

椅子に座った状態で斜め下に手を伸ばします。

ローリングの要領で身体を捩じりながら腕を振っていきましょう。

この時、肩甲骨から大きく動かさないように注意しましょう。

しっかりと肩のラインで手を伸ばした状態で動かしていきましょう。

椅子に座っているので下半身が動かないので上半身を使ったローリングをイメージすることができます。

2.椅子に座ってローリング練習(手は胸の前)

続いて、先程と同じ動きを手を胸の前に置いた状態で行っていきます。

手の遠心力を使うことができないので少しやりづらさがあるかと思いますが、しっかりとお腹から捩じって

ローリングの動きを意識できるようにしましょう。

これも注意点としては肩を内側に持って行かないように捩じっていくことが大事になってきます。

肩甲骨から動かしてしまうと肩が大きく内側に入って軸がぶれてしまうので注意しましょう。

3.立った状態でローリング練習(手を伸ばす)

続いて立った状態で行っていきます。

腕を広げて身体を捩じっていきましょう。肩を内側に入れないように気を付けるのは一緒です。

注意点として、下半身が一緒に動かないようにすることがポイントになります。

下半身が固定できていると横腹に突っ張る感覚が出てくるのでそれを感じながら行っていけると良いでしょう。

下半身から大きく動いてしまうと太ももの前に突っ張る感覚が出てくるのでそうならないように注意しましょう。

立っているので思っているよりも下半身は動きやすいので注意してください。

4.立った状態でローリング練習(手は胸の前)

注意点は同様に、肩が内側に入らないこと、下半身を動かさないことです。

また、力を入れすぎると肩が上がってしまうので、肩を上げないようにしながら取り組んで行けるようにしましょう。

自然な位置で肩を回せるとよりスイムに近づけることができます。

5.ビート板タッチクロール

最後は水中でのドリル練習です。

ビート板を足に挟んだ状態でクロールを泳いでいきます。

その際にビート板が水上に出ている部分があるので、ストロークのフィニッシュ後にビート板をタッチしてから

次のストロークを行っていきましょう。

注意点として、下半身が大きくローリングしてしまうとビート板も同じように倒れてしまい、手で触りにいこうとしても

ビート板が逃げていってしまいます。

なるべくビート板が動かないようにローリングするために横腹(腹斜筋)を意識しながら行えると良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、ローリングのポイントについてご紹介してきました。

クロールを泳ぐ上でローリングは必要な動きですが、やりすぎてしまうとオーバーローリングと言って

様々なデメリットが生じてきます。

今回ご紹介したポイントを意識しながら正しくローリングを行うために、ご紹介した練習方法も実践しながら

普段の練習に取り組んでみてください!

詳しい内容はKAT-TVの動画内でご紹介しているので、是非チャンネル登録もお願いします!

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