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【水泳】競泳日本代表の鈴木聡美選手が平泳ぎで意識している3つのポイント

今回は平泳ぎ日本代表の鈴木聡美選手にお話しを伺いました。

鈴木選手といえば、2023年7月に地元福岡県で行われた世界選手権で100m平泳ぎで14年ぶりの自己ベストを出し

決勝へ駒を進めるなどして話題になったことをご存じの方も多いかと思います。

そんな鈴木選手が平泳ぎを泳ぐ際にどのようなことを意識して泳いでいるのか、またどのような練習を行っているのか

詳しく話していただいているので、是非最後までご覧ください!

平泳ぎを泳ぐ際のポイント

今回は、鈴木選手が

  • 平泳ぎ全体で意識していること
  • キック時に意識していること
  • プル動作で意識していること

の3つの観点からそれぞれご紹介していきます。

泳ぎ全体で意識しているポイント

鈴木選手が平泳ぎを泳ぐ際、水面から離れないようにボディポジションの高い泳ぎを大事にして泳いでいるそうです。

そのために常に腹筋に力を入れて、ストローク後のストリームラインを組んだ状態でも

なるべく潜りすぎないことを意識しているとのことでした。

特に腰の位置を気にしており、自身の中では泳ぎの目安にしているそうです。

腰が下がったまま泳いでしまうと、

どんなに出力の高いキックを打っても推進力に繋がらないので

一番重要なポイントとして皆さんも意識しながら取り組んでみてください!

キックで意識しているポイント

鈴木選手にとってキックのポイントは脚が「真後ろ」に向いているかどうかだといいます。

陸上でジャンプをするときも一直線に真っすぐ上に上がったり、

壁を蹴るときも真っすぐ蹴りだしたりしますが、

その延長線上で平泳ぎのキックも真っすぐ後ろに蹴って身体を前に持っていくように意識しているそうです。

また、長い時間脚が後ろに向いているわけでは無く、蹴り出すときだけ意識しているとのことです。

「引きつけの際はゆっくりと持ってきて、蹴るときだけポイントを押さえて面を後ろに向けて蹴りだす」

このメリハリが無いとよくありがちな脛が疲れてくることに繋がってくると話してくれました。

また、足首の可動域に関しては鈴木選手自身、足首を曲げる方向(背屈)は非常に柔らかいとのことですが、

足首を伸ばす方の動き(底屈)に関しては硬いようで現在はそれを改善中とのことです。

ストロークで意識しているポイント

鈴木選手がストロークで意識しているポイントについて、キックの出力を邪魔しない泳ぎを意識しているそうです。

出力の割合としてはキック7:ストローク3で意識をしているのだとか。

鈴木選手自身キックがメインのスイマーだということで、

キックを邪魔しないでいかに身体を前に持っていけるかということを重視してプル動作を行っているとのことでした。

▼水上からみたイメージ

 

▼水中からみたイメージ

比較的なコンパクトなストローク動作であることが分かるのではないかと思います。(詳しくは動画にて)

強いプル動作を行うというよりも、その後のキックに繋がるためのプル動作を意識しているそうです!

平泳ぎ強化に繋がるドリル

鈴木選手も実際に行っているドリルワークとして、スカーリングを上げていただきました。

ただスカーリングを行うだけでなく、以下の5つの段階に分けて取り組んでいるそうです。

➀フロントの位置

②斜め45度の位置

③肘を90度にした位置

④斜め後ろの位置

⑤気を付けの位置

特に、スタートやターン後の一掻き一蹴りに活きてくる動作ということで、

どこかで手首が返っていたり変な方向を向いていたりするとしっかりと前に進んでいくことができないので、

その捉えを作るためのドリルワークとして取り組んでいるそうです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は鈴木聡美選手にインタビュー形式で、平泳ぎを泳ぐ際に重要視しているポイントについて話を伺ってきました。

キックや姿勢に関する観点は、我々一般スイマーも意識しておきたい大事なポイントばかりでした。

また、スカーリングのドリルワークに関しても非常に参考になるものがあるので、

皆さんもぜひ普段の練習の中で取り入れてみてください。

動画内もご覧いただき、実際の鈴木選手の声を聞いて参考にしてみてください!

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