3.リカバリー&キック
さてさて、後半に入っていきますよ。
2で上げたスピードを落とさない様にしていきます。
まず最初に注意して頂きたいのは、リカバリーを開始するタイミング。
よく焦ってひとかきしたあとすぐリカバリーをしようとする方がいますが、それはNGです。
少しまって落ち着いた速度になってからリカバリーに進みましょう。
このタイミングについては、壁を蹴ってからひとかきひとけりで12.5mのタイムを計りベストなタイミングを見つけてください。
実際にリカバリー動作をするときは、手は水を切るようにしてリカバリーします。
具体的には親指側からリカバリーをし、正面から見た時に面積が少ないようにリカバリーします。
掌が正面から見た時に見えない様にしてください。
キックについてですが、目安としてはリカバリーの手が上に伸びきる動作と同時に蹴れるように調整していきます。
なので、キックの予備動作(足をひく)は、もう少し速くやるということです。
但し、焦りすぎて勢いよくひくのではなく、抵抗少なく足をひくようにしましょう。
蹴るタイミングで腕が前に伸びる事で上半身の力も推進力として使えます。
4.浮きあがり
キックが終わり、ライバルよりも前に出れた今、残すは浮きあがりだけです。
浮きあがりで失速してしまう方が多くいたりするので、慎重にいきたいところです。
浮きあがりのコツは、すぐに前を向かないと言う事が一番です。
前を向いてしまうと、顔が抵抗になってしまい失速してしまいます。
では、どうやったら良いか。
お勧めの方法としては、練習した時に、目をつぶって浮き上がりを練習してみましょう。
残念ながら、床との距離では試合で使えません。
プールによって水深が違うので、注意しましょう。
しっかりと感覚を持つために目をつぶって浮き上がりを練習してみましょう。
この記事は、平泳ぎ ひとかきひとけり 水中映像スローより引用した動画・画像を元に独自解説しています。