今日は意外と皆さんがしらないストロークレート・ストローク長の話をしましょう。
これを意識する事でだいぶ泳ぎへの意識が変わりますよ!
動画は前半はほぼ英語で話してばかりですので、3:00くらいから見る事をおすすめします
ストロークレートって何だ?
ストロークレートとは一般的にワンストロークにかかる時間を言います。
この動画中で言うと、右手から右手までの時間を測っていますが、これがストロークレートの事です。
この選手の場合1.283秒がワンストロークにかかる時間です。
どうやって活用するのか
ストロークレートは、ワンストロークにかかる時間なので、これ単体ではあまり意味をなしません。
どんな意味があるのでしょうか。
では、簡単なクイズです。
A選手は、ワンストロークに1秒かかります。B選手はワンストロークに2秒かかります。
二人の選手のワンストロークで進める距離は同じとします。
どちらの選手の方が泳ぐスピードが速いでしょうか?
はい、簡単ですね。もちろんA選手です。
但しここでキーになってくるのがワンストロークで進める距離(ストローク長)です。
ストローク長ってなんだ?
一般的にストロークレートが速く(短く)なるとストローク長は短くなると言われています。
まぁ何となくわかりますよね。ガシガシ腕をまわすと効率悪くなるので。
ストローク長は距離で表します。2.2mのようにあらわしていきます。
どちらも大事
スタートとターンなどのテクニックを除いて先ほどのクイズの条件を変えて考えてみましょう。
A選手はストロークレートが1秒。ストローク長が1m。
B選手はストロークレートが2秒。ストローク長が2m。
この場合、どちらの選手も同様のスピードを出していますので、同じタイムになります。
では、C選手、D選手を出して考えてみましょう。
A選手はストロークレートが1秒。ストローク長が1m。
B選手はストロークレートが2秒。ストローク長が2m。
C選手はストロークレートが1秒。ストローク長が2m。
D選手はストロークレートが2秒。ストローク長が1m。
速い順に並べてみましょう。
答えは、C→A&B→Dとなります。
単純な話しですね。
ストロークレートはなるべく速く、ストローク長はなるべく長くということが水泳においてもっとも重要な要素となります。
次回以降はどうやってストロークレートを速く、ストローク長をなるべく長くしていくかを解説していきます。
この記事は、Fast Swimming Underwater Pull Series – Phase Iより引用した動画・画像を元に独自解説しています。