【背泳ぎ-プル】元日本代表が5つのコツを解説。

背泳ぎは4泳法の中で唯一仰向けになって泳ぐ種目です。
トップ選手は良くバックと言っています。
その特殊性から、マスターズでは得意とする人が少ない種目なのが特徴です。
タイプ別背泳ぎのリカバリー動作のコツ

いくつかの視点から背泳ぎをやる上でのポイントを押さえていきましょう。
今回は、『ストローク編』です。キックについて知りたい方は、『背泳ぎの泳ぎ方のコツ【キック編】』(1月13日21時より公開)をご覧ください。

背泳ぎのストローク

やはり水泳で進むポイントはストローク(プル)にあります。
キックでも進む事は十分に出来ますが、ストロークが非常に大切です。

ストロークの形はというと、以下の画像ような軌道を描きます。
back-pull

では、それぞれについて解説していきましょう。

背泳ぎのキャッチ

まずは入水してから、水を最初に捉えるシーンです。

まずは丁寧な入水をしていきましょう。
入水のシーンでは、3つのパターンがあります。

  • 小指から入水
  • 手の甲から入水
  • 親指から入水

どれも間違っていませんので、自分にあったフォームで行ないましょう。
但し、どの入水のシーンでも水しぶきを強く上げることなく丁寧に入水していきましょう。

そこから手の平をプール底に向けて、滑っていくように徐々に下へ手を移動させながら、水を捉えていくきっかけを作ります。

背泳ぎのプル

水を捉えたら、それを更に捕まえていきます。

キャッチのシーンで手を下に滑らせた状態から、徐々に胸の横にまで水を持ってきます。
この時に、腕だけで持って来ると、肘が下がってしまいがちですので背中から腕を動かすようにしましょう。

水を乗り越えるように腕を胸の横まで持っていきましょう。

背泳ぎのプッシュ

胸の横まで腕を持って来ると同様に水が捉えられているはずです。
その状態から、腰の横まで水を少し下に押しながら水を押していきます。

可能な限り後ろに水を押していくようにしながら、加速していきましょう。
パワーが一番出る部分です。

背泳ぎのフィニッシュ

最後、手が腰の横に来た後の動作です。

三頭筋(二の腕の後ろ)の力を使い、肘を伸ばしていきます。
下に水を押すのではなく、後ろ(足の方)へ水を押すようにしましょう。

最後まで押しきろうとせず、マックスの8割くらいのパワーでやるようにしましょう。

背泳ぎのリカバリー

最後に、リカバリーです。

フィニッシュをしてから、親指を上にし、手のひらをプール底に対して垂直にし手が水の抵抗にならないようにしつつ、持ち上げていきます。
但し手を持ち上げようと意識するとなかなかスムーズに持ち上がっていかないので、最低でも肘、可能であれば肩からまわすように意識しましょう。

真っ直ぐ腕をあげながら、肩を少し前に伸ばし、抵抗を少ないようにし、入水へと繋げていきます。

今回は背泳ぎのストロークについて紹介しました。
次回以降キックを紹介したいと思います。

何か分からない事があれば画面下よりコメント下さい。