皆さんは試合の直前はどのような練習を行っているでしょうか。
本番に向けて最後の追い込みをかける方、疲れが残らないように練習量を減らす方など、色々な方がいらっしゃるかと思います。
今回は、試合前に確認したい最終チェックポイントとその方法を3つ紹介します。
「レース直前でも、まだ何かやれることはないか?」とチェックすべきポイントを探されている方には、必見の内容です。
難しい内容はありませんが、基本でも非常に重要な動作がありますので、ぜひ最後までご覧いただき実践してみてください!
試合前のチェックポイント3選
それでは早速、3つのポイントを紹介していきます!
1. ストリームライン
まずはストリームラインを確認してみましょう。
水泳の中で最もスピードが出る姿勢であり、スタート後やターンで壁を蹴った後に
必ず行う姿勢がこのストリームラインになります。
水泳をやっていれば必ず、これまで幾度となくやってきているものだからこそ普段何気なくやっている方も多いかもしれません。
その際、イメージしているストリームライン姿勢と実際のストリームライン姿勢に
差がでていると、大きくスピードダウンに繋がってしまいます。
真っすぐ腕を伸ばしているつもりでも肘が曲がっていたり、
頭をしまっているつもりでも実際は大きく頭が出て前を向いていたり、
もしかしたら手が開いたまま壁を蹴ってスタートしている方もいるかもしれません。
間違ったストリームライン姿勢のまま進むことで、同じ力でも進める距離が
短くなってしまうので、基本姿勢のストリームラインはしっかりと見直しておきましょう。
2. 浮き上がり
続いて確認するポイントは、浮き上がりです。
水泳においてスタートやターンの後、すべての局面で浮き上がり動作は存在します。
特に上記の際には泳ぎの中でもトップスピードが出ている場合が多く、浮き上がりで失敗してしまうと大きなタイムロスになってしまいます。
良くある失敗としては、まだ水面まで距離があるのに手を掻き始めてしまうことや、浮き上がり前に前を向いてしまうことが多くあります。
自分が何回ドルフィンキックを打って浮き上がるのか、壁を蹴る位置はどのあたりかなど日頃の練習から反復して回数や形を覚えておくことは非常に重要ですが、
普段から練習しているプールと試合会場のプールの違いを意識して、当日のアップなどで再確認することを忘れないようにしましょう。
プールの深さ、スタート台の感覚などが少し違うだけでも実際の泳ぎに大きく影響が出てしまう恐れがあるので
特に飛込み練習の確認はしっかりと行っておきましょう。
各種目でよくある注意ポイントを以下に上げておきます。
バタフライの場合
手を掻き始める前に手を開いてしまうことが多いです。
背泳ぎの場合
バサロキック中に水面が見えるため比較的失敗することは少ないですが、急浮上には注意しましょう。
平泳ぎの場合
一掻き一蹴りの後にすぐに前を向いたり顔を上げてしまうことが多いです。
クロールの場合
水面との距離感が分かりづらく、水中で手を掻き始めることが非常に多いです。
以上注意していきましょう。
3. ターン動作
最後はターン動作を確認しましょう。よくある失敗として、距離感のミスが多いです。
ターン時に壁との距離が近すぎてしまうと蹴りだしに時間がかかってしまいます。
逆に壁との距離が遠すぎてしまうと強く壁を蹴ることができません。
特に多いのが練習のスピードとレースのスピードが違うために本番の際ターンで
失敗してしまうケースです。
レースが近づいたらしっかりとレースペースでの練習も反復して身体にしみこませましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はレース直前で結果を出す確率を上げるための練習についてご紹介していきました。
- ストリームライン
- 浮き上がり
- ターン動作
以上3つのポイントについておさらいしていきましょう。
ストリームラインは水泳における基本姿勢です。イメージしている形と実際の形との差を
小さくできるように、改めてストリームライン姿勢の確認は行うようにしましょう。
浮き上がりは、スピードを維持して泳いでいくために非常に重要なポイントです。
特にレース会場のプールは普段と違う部分もあるのでしっかりと反復して
確認するようにしましょう。
ターン動作も同様です。レースでは普段以上のテンポやスピード感でターン動作に
入っていきます。レーススピードでターンインする練習はしっかり行っておきましょう。
より細かく動作を見たい方は動画内もご覧いただき、一緒に取り組んでみてください。
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